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タブーに切り込め!ここがおかしい「日本の保険」
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それでなくとも高いとされる日本の空港使用料ですから、政府が意図的に人流を止めて航空会社を苦境に追い込んでいる以上、やむを得ないところでしょう。
とはいえ鎖国状態を続ける日本と違い、欧米間の飛行機の顧客は各国が国境を開いて一旦7~8割程度まで戻ったと聞き及びます。オミクロン株にしても、感染力はともかく重症化リスク等が不明ななか、欧米各国は対象国と地域を選び経済とのバランスを取りながら可及限封鎖せぬよう慎重に対応を進めているように感じます。
その一方、日本政府は検討する間もなく全ての外国人の入国を一カ月に亘って禁止する措置を、経済活動のことなど一顧だにせずいわば直情的に決めました。海外と仕事等せざるを得ない国民はごく少数なので、大多数の国民から国境封鎖は歓迎されるはず。しかし、資源を輸入に頼るがゆえ輸入と広義の輸出のバランスを取りつつその間で生まれる富で成長せざるを得ない日本にとって、国際的な人流を止めることはコロナ禍後の体制作りを考えると大きなリスクです。極端な感染抑止策で生まれた損失を如何に政府が借金をして埋めようが、政府と民間が分けて使える富そのものが減るのですから、日本が中長期的に貧しくなって行くことは避けられません。
空港使用料の減額はやむを得ないとしても、本件に限らず、カネをばら撒いて痛みを止めることにのみ目が向いて、如何にすれば経済活動を落とさずコロナ禍が乗越えられるかとの視点が余りに欠け過ぎているように感じます。成長と分配の好循環と言いながら、成長は言葉だけに終わりそう。分配は所得の源泉である富を生みません。富を生むのは日本をベースに人々が行う経済活動です。(・・;