｢女性の生涯未婚率｣東京を抜き1位の｢意外な県｣
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現在、生涯未婚率（注：45～49歳の未婚率と50～54歳の未婚率の平均値）は、2020年において、男25.7%、女16.4％（外国籍の方を含む）。県別の違いで興味深かったのは、ざっくり東日本・西日本と比較した際に、男性の未婚率は東日本に多く、女性の未婚率は西日本に多いという点。男女別賃金格差など、もう少し深く分析してみることが重要かもしれない。そしてそれが施策に反映されますように。
注目のコメント
このデータいつもジェンダー論の講義で使っています。婚姻件数分の離婚件数が1998年から23年連続で3割を越えているので、婚姻の約3割は破綻すると考えられます。これとセットにしてです。
なので「君らちょっとうつむけ、そして両側ちらっちらっと見ろ。その3人のうちのひとりは離婚するんや」。衝撃が走ります。「あ、ごめん大事なこと言うの忘れとった。男の4人に１人は50歳までに結婚せえへんの。なので男子で4人いると結婚しないのが1人、離婚するのが1人、結婚して離婚しないのは2人だけ｣。「オマエが離婚しろ！」などと押し付け合いが始まります（笑）。
女子大ヴァージョンもあります。「7人いると1人は50歳時未婚で、残り6人のうち2人が離婚する」。悲鳴が上がります。高学歴層なので平均値からは、ずれる可能性がありますが、この程度のリアリティを持って人生設計してね、と伝えています。
2010年代の婚姻件数分の離婚件数は一貫して3割5分なのでいまどき結婚するのは全盛期のイチロー相手にマウンドに登るピッチャーみたいなもの。離婚しようと思って結婚するアホはおらへんけど、結果としてイチローには打たれるわけで、永久就職なんてとんでもない誤解。もし離婚したらどうなるかは絶対に対策を考えてから人生設計をしましょうと伝えています。2020年生涯未婚率の都道府県別男女ランキング一覧を作りました。
東日本と西日本とで男女の傾向が真逆なのが面白いです。簡単に言えば、大都市の女性と地方の男性は生涯未婚の可能性が高いということです。
ご自分の出身県はいかがでしょう？
東京の女性は相変わらず高いですが、東京の男性は５年前の3位から随分改善されました。下がってはいないが高止まりした感もあります。高知県が男性も女性も未婚率高いのは周囲からとやかく言われないからかなーと勝手に分析。
一方で未婚率の低い北陸。
北陸に近いところに住んでたころ 家族を持つということに重きを置いてる若者が多く、そのため持ち家や車を持とうとする意識が高かったです。
なぜそんな意識になるのか ？
おそらく家族のお節介も影響してるかと。
彼の地は家が大きく三世帯とか普通で。祖父母や親戚から早く結婚しなさい圧がありそうでした。
