「FacebookとTikTok」がインフルエンサー獲得競争で火花を散らす理由
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TikTokとInstagramが「あえて」インフルエンサー集めをしなければいけない理由を解説した記事です。動画マーケティングに興味のある人は、とりあえず1ページ目だけでも読まれるとよいかと思います。
YouTubeの強さは、クリエイターが動画制作に専念できる環境にあります。記事にあるように、自動で広告が挿入されますので、マネタイズをクリエイターが憂慮する必要がないのです。そこに魅力を感じるクリエイターも多く、わたしもその一人です。
いっぽうで、YouTubeやInstagramは、メタ情報のパッケージコストが年々上昇しています。サムネイルやタイトルの付け方にこだわらなければ再生されにくくなってきているのです。
しかし、TikTokはタイムラインで表示されれば、自動で再生されます。再生さえされればコンテンツでは負けないのに、と思うクリエイターほどTikTokは向いています。現在では3分の長尺も有効になりましたので、勢い、という点ではまだまだTikTokの優位は変わらないでしょう。
しかし、クリエイターエコノミーの収益方法である広告の付きやすさでは、どうしてもYouTubeに軍配が上がります。そのため、TikTokはそれを補うべくクリエイターの囲い込みをする必要があるのです。
動画に広告を自動挿入すればいいじゃないかと思われるかもしれませんが、さすがに15秒程度の動画に10秒の広告を入れるのは微妙ですし、また音源の権利処理もあるため、そうそう広告を挿入できないのです。
いっぽうで、YouTubeではコンテントIDの不正利用など、著作権まわりではじつは苦労をしています。ただ、これは残念ながら改善が進んでいません。
ですので、記事にあるようなアナログな施策や囲い込みなど手厚い施策に、共感するインフルエンサーは多いでしょうから、今後も囲い込み施策は重要さをましていくと見られます。
追記:ちなみに、この記事ではふれられていませんが、TikTokは今後、NFTやジョブなどとの連携もひかえています。InstagramやYouTubeでは触れられてもいません。そんなTikTokが、囲い込みにきているのです。米国では、TikTokはYouTubeを利用者数では抜きましたが、今後差は広がっていくことでしょう。ショート(1分未満)、3分とか短い動画ばかり注目されていますが、1時間を越える動画に対しても、きちんと広告を表示してくださるプラットフォームはないものでしょうか。
私の担当に、14時間の動画をお持ちの方がいらっしゃるのですが。