理研がコロナの「ファクターX」一部解明 オミクロン株に効果か
産経ニュース
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理研のプレスリリースでは「日本人のCOVID-19感染者数や死亡者数の割合が欧米と比べて低い理由を探るために、コロナウイルスに対する交差反応を研究した」と言っており、ファクターXの解明とまでは言っていません。https://www.riken.jp/press/2021/20211208_1/index.html
論文の内容:A24という免疫タイプを持つ健常者(21名)と血液がん患者(28名)の血液サンプルを用いて、血液中のT細胞が認識できる、季節性コロナウイルスに対する抗原を発見。更にこのT細胞は新型コロナウイルスにも反応すること(交差反応)を確認。しかし、同じA24タイプを持っていても、血液がん患者は健常者に比べて交差反応が低かった。
以下はファクターXに関する個人的な見解です。
COVID-19ウイルスの感染状況には、以下のような要因が複雑に関連しています。
①ウイルス自体の感染力、重症化しやすさ
②医療体制:ワクチン普及率と予防効果の持続、治療薬の確保、医療アクセス(健康保険)、感染病床数など
③社会的な感染対策:マスク、社会的距離など
④人種・民族差:COVID-19ウイルスに対する反応が違う可能性
①~③は変動します。医学研究者としては④に興味がありますし、これを日本のファクターXとして議論することは重要です。しかし、個人的な感覚としては、①~③が感染者数や死亡者数に大きく影響しており、国や地域差が出ているように思います。