2021/12/12

私たちはこう思う!Student Pickerコメント紹介

様々な専門性を持ったピッカーに加えて、未来を担う学生と一緒に、経済をもっとおもしろくするためのコミュニティを一緒に作りたい。
そんな想いから、学生の皆さまより募集したNewsPicks Student Picker。
数百名を超える方々にご応募いただき、18名の学生にNewsPicks Student Picker 第一期生として就任いただきました。
今回は、学生のリアルな意見を知ることができるStudent Pickerのコメントを記事と合わせてご紹介します。
(記事をご提供いただいている媒体社の都合で、記事の掲載が終了している場合があります。予めご了承ください。)

「成績優秀」な学生は魅力的? 人事のプロはどうみる 

NIKKEI STYLE
GPA重視の採用をすると何が1番利点なのか、それは「学歴バイアスを排除できる」ということ。

日本では、いまだに大学ブランドが独り歩きしているようですが、大事なのは、学生がどんなものに熱量を注いでいて、専攻はなんなのかだと私は思っています。

現に海外では、「どの大学に通っているの?」ではなく、「何を学んでいるの?」から会話がスタートします。(大学がありすぎて聞いてもわからないというのありますが笑)

それに、何かを学ぶ理由が好き・知りたい・現状を変えたいから来ると結果的に学習意欲が高まりGPAも自然とついてくるものだと思っています。また、学生は、授業で学び考えさせられたことから次の「やりたい」を見つける方も多いと思います。

人生という唯一無二のストーリーを語るときに、学業やGPAにも焦点を置くのはその人を知る上で重要不可欠な要素になると思っています。

Z世代の意識調査 SDGsに取り組む企業を高評価 

NIKKEI STYLE
コロナ禍以降に入学した学生ですが、周囲の学生で逆にSDGsに興味がない人を見たことない気がします。
自由に使える時間が少ないことについて、記事の中ではZ世代はIT環境の恩恵を感じづらいのだろうとありましたが、個人的にはオンライン授業の影響で、プライベートの時間と大学の時間の境界線が曖昧になっているのも少しはあるのかなっておもいました。

「親の世代より豊かになれると思う?」世界の若者を対象にした意識調査で日本は何位? 

クーリエ・ジャポン
若者として感じたことを箇条書きにしてまとめました。

・デジタルネイティブとして、インターネットさえあれば世界中どこにいても学びに触れ、人との繋がりを持てることが当たり前の私たち若者世代。誰しもがこの状況をうまく使いこなし、貪欲に学び、努力を積み重ね、状況を変えようと忍耐強く頑張り続けられるというわけではない。インターネット/SNS上には情報が溢れすぎているが故に、繊細な人ほど生きづらく、悲観的になりやすいのではないだろうか。(メンタルヘルスに関心を持ち、人間の心の脆さをオープンに議論することを重んじるのも若者世代の特徴だと思う。)

・経済成長に乏しく、30年間賃金が上がない日本においては将来に対して悲観的な若者が多いのはやむを得ないと思っていたが、国際的にみても悲観的な若者が多いのには驚きだった。マイケル・サンデルが『実力も運のうち』で述べているように、「誰もが同じスタートライン上で生まれてくる訳ではなく自分の力で完全にコントロールできるものではない」というアメリカンドリームの現実を冷静に直視している若者が多いという事実が非常に興味深い。

・私自身、親よりも成功しないといけないというプレッシャーは感じないが、親以上にサクセスフルになることを目指すのは当たり前という気概を持った同級生が多い気がする。
しかし、そのサクセスフルの定義は、経済的・物質的豊かさばかりを追求するのではなく、ウェルビーイングを高めるQOLをいかに上げるかという点にフォーカスされている点において、親世代と価値観の乖離があると感じる。

見出しを見て、真っ先に以下記事のことを思い出しました。
お時間のある方はぜひお読みください!
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN0204X0S1A700C2000000/

コロナ禍入社世代の6割「忘年会に参加したい」 理由は「人とのつながりを得たい」

ITmedia ビジネスオンライン
オンラインでのプロジェクト進行と、今のミレニアム世代、Z世代の「Whyを大切にしたい」という特性は非常に相性が悪いと思います。

プロジェクトから個別にタスクを割り振られたり会議の中で自分の仕事を見つけたり…それで仕事が回ることも事実ですが、「なぜその仕事をするのか」「どんな思い出仕事と向き合っているのか」といった根底にある部分はやはり余白の削ぎ落とされたオンラインコミュニケーションでは共有できないものです。

一方で、若手も無駄な出社や付き合いは他の世代と同じかそれ以上に嫌いだと思います。

個人的には全員参加ではなくどうせならオフラインで話を聞きたい人に話を聞ければいいかな…とも思います。もうすぐ就活が始まるので、このあたりのコミュニケーション方法は「職場の雰囲気」として重要になってくる気がします。

「親が学費負担放棄」学生を絶望させる新たな貧困 

東洋経済オンライン
そもそも学費が高すぎると思います。国立大でも最低年間50万円の負担は、どの家庭からしても大きいです。加えて、もし私立大学だったら、もし親元を離れて暮らすなら、など条件を加えて行くと、学生と親の負担がどんどん大きくなっていきます。

親御さんだって余裕が有れば、お子さんが勉強に集中出来る環境を作ってあげたいはずです。学生だって、労働に時間を縛られずに、勉強や課外活動を含めた大学生活を謳歌したいはずです。ただ、状況がそれを許さない。状況を解決する為にどうすれば良いでしょうか?

僕は「国」が環境を整えるべきだと思っています。今の学費高騰(国が学生を支援しない)→学生がバイトをせざるを得なくなる→勉強をサボる→教養を身につけないまま社会に出る→仕事が出来ない→産業が生まれない→国が成長しない、という悪循環を断つべきです。経済力に関わらず学生が勉強に集中出来るように学費を下げる→教養やスキルを身につける→社会に出て活躍をする→産業を産みだす→国が成長する、という好循環に期待して、国が若者に投資すべきです。もちろん、学生もそれに応えられるよう、全力を尽くすべきです。

奨学金を充実させれば良いというご意見もあるかもしれません。ですが、そういう面倒臭い事をしだすと、訳の分からない所にお金が流れたり、全体として生産性が下がるのが「日本あるある」です。なので、国が大学を補助して、学費を下げるというシンプルな施策を打って欲しいというのが、僕の意見です。

理系学生の6割「キャリアの模倣となる人が身近にいない」 

リセマム
これは自分も痛感しています。自分を含め、周囲の理系学生を見るとロールモデルがいないばかりか、そもそも「どのように就活をすれば良いか分からない」という人が多いように思います。

その結果、ほとんどの場合は「自分と同じ研究室の先輩の就活の仕方を真似する」というのが主流になっているように感じます。(ただこれは、同じスケジュール感で活動している人を真似る形になるので、再現性が高いという特徴もあるように思います。)

この習慣の悪いところは、先輩方が就職した業種しか視野に入らないという点にあると感じます。記事内で「専門外の業種に就職したロールモデルを求める声」というものがあったのと同じように、自分もめちゃくちゃ求めています笑

日本の子が授業中「座っているだけ」に陥る真因 

東洋経済オンライン
「無学年個別最適化」、「授業と話し合いの場を分ける」
非常に芯をついた提案だと思いました。

「足並みを揃える」日本の学校教育の中では、ここについていけなかったり、違う道に進もうとする生徒が排除されてしまいます。その結果、勉強への意欲を削がれている生徒を多く見てきました。現在の日本のカリキュラムに、疑念を抱く人(中高生の間でも)は多くなってきており、このままの制度はいずれか崩壊する思います。新学習指導要領によるアクティブラーニングなどの導入に踏み出しても、個人の能力や学習進度を無視していたならば、これらの取り組みも何ら意味をなさないでしょう。

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