【独自】インド海軍基地、ロシア利用の協定協議…6日に首脳会談 : 国際 : ニュース
読売新聞
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インドとロシアの首脳会談が行われる。インドの海軍基地をロシア海軍艦艇が利用する協定締結を調整中との記事。このような話がでると日本では「あれっ。インドは日米豪印4か国のクァッドのひとつではなかったか?」との疑問がでてくる。しかし、これは大国をめざすインド外交のいつも通りの動きにすぎない。「中国ともロシアとも米国とも日本とも仲良くしたい。インドはそれができるだけの大国の条件を備えていますよ」というインドのいつものパターン。11月26日、中国の王毅国務委員兼外相は、ロシアのラブロフ外相、インドのジャイシャンカル外相との3者会談をオンラインで行い、王氏は米国が開く「民主主義サミット」を「分裂と対立をつくり出す」と非難した。インドは同サミットに招かれているが、この会談で35項目の共同声明を発表して、中ロが国際的なインドの地位を「重視する」とも盛り込んだそうだ。米中ロとの関係改善で常に「いいとこ取り」をしてきたのがインド。そのことを読み取って「クアッド」を考える必要がある。