小林化工の社長「従業員の雇用は守らなくては」 自力再建を断念し資産譲渡、会見で胸中語る（福井新聞ＯＮＬＩＮＥ）

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• 堀向 健太

  東京慈恵会医科大学葛飾医療センター 小児科医・アレルギー科医・医学博士

  ・2021年12月05日

  2021年にはいってから、さまざまな医薬品が「欠品・出荷停止」「出荷調整」となっています。
  
  https://www.mixonline.jp/tabid55.html?artid=72128
  
  この発端となったのが、21年2月、3月に業務停止命令を受けた小林化工（福井県あわら市）と日医工（富山市）の影響です。
  
  20年12月、小林化工が製造販売する経口抗真菌薬に睡眠薬が混入し、死亡1人と245人の健康被害（うち車両運転事故38人、救急搬送41人）がおこったのです。
  
  ▷昨今の医薬品不足はこうして起こった
  https://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/di/column/monthly/202110/572451.html
  
  この補償問題も含め、小林化工の自力再建が難しくなったための顛末ということになります。
  一方で、医薬品の出荷調整問題は現在も影響しており、2年程度は改善の兆しがないとされています。
  あまり知られていない問題ですが、実は足元の健康問題として、もっと注目されても良いと感じています。