ワクチン3回目、前倒しへ 副長官「可能な自治体から」
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オミクロン株はともかくデルタ株の再流行が拡大して慌ててブースター接種の前倒しを進めるフランスの様子を現地で眺めていても、あと一ヶ月早く接種のペースが上がっていればクリスマスシーズンも多少は違ったのだろうなと感じます。
再流行に先回りできる形でブースター接種を進められた国が無いのも事実ですが、フランス政府から出ている集計データを見てもブースター接種を受けた群の入院数や重症化数は見事にビタッと低い値に張り付いているので、早め早めに接種を進めておく事には意味があると思います。様子をみてから考える、では遅いというのがこれまでの教訓。海外の状況をみれば、考えられる手は打っておく方がいいでしょう。結果として大したことなく過ぎれば御の字で、そうでなかった場合の犠牲が大きすぎることを考慮すれば、冷静かつスピーディーに、が基本だと思います。
3回目ワクチンのブースター接種の進捗状況はどうなっているのでしょう。2回目接種から6ヶ月以上と前倒しになったそうですが、既に市町村に届いているワクチンの医療従事者等への接種がいつ頃に終えるのかも不明です。そろそろ3回目の接種割合についても目標を立て都道府県ごとにモニタリングしながら、集団接種会場も再度設置して進めていく段階ではないでしょうか。オミクロン株についても、2回目ワクチンの抗体が接種者にまだ残存していて感染拡大が抑えられているのでしょうからブースター接種も急がれます。
