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ロシアは、大軍を国境沿いに並べたうえで外交に臨み、その威圧によって利益を引き出す、ということはよくやります。
 ほんの8か月前、2021年3月にも同様の手口を使いました。
 ただ、今回は、3月の時と比べて、兵員の数自体はそれほど違いませんが、補給や医療の部隊が前回よりはるかに充実していて、兵站を整備する用意ができていることが目につきます。
2014年に始まったウクライナ紛争は2019年に停戦協定が結ばれたものの、最終的にそれは完全履行されないまま、大規模な衝突こそないものの現在でも紛争が続いています。

ウクライナ側は当然ドンパス奪還の機会を窺って、この地域の正面に全軍の40%に当たる12万の兵力を集結させており、対するロシアは義勇兵と称する非公式のロシア軍や民間傭兵会社が軍をこの地域に送り込んでいるほか、外交的圧力をかけるため、後背地のオクチャブリスク地方、クリミアのノヴォゼルノエなどの国境地帯に兵力を集結させています。
ロシア側の要求は、(1)ウクライナがNATOに加盟しないこと、(2)親ロシア勢力が実効支配するドンパス地方に侵攻しないことです。

しかしこれはウクライナ側には受け入れ難い話で、対してロシアは更に圧力をかけるべく、新たにドンパス正面以外のウクライナ国境に軍を移動させ、スモンレスク州のエリニャ付近、ヴォロネジ州のヴォエボ付近で軍の集結を開始。
その数は現在国境に展開している軍で50個大隊戦術グループ約7万人、集結中の軍を含めると約100個大隊戦術グループ以上、総兵力17万5000人で、来年1月には動員が完了すると見られているとのことです。

一方ウクライナでは40個大隊戦術グループ、戦車1200両、火砲1600門、航空機330機、水上艦75隻の総兵力11万5000人が現在既に国境付近に配置されているとの発表しています。       

このように多方面から圧力をかけることによって、ドンパス正面に配置されているウクライナ軍を分散させ、動きを止める目的があると思われます。

軍を使った圧力はロシアのいつもの手なので全面衝突に至る可能性は低いと思いますが、バイデン大統領がウクライナのNATO加盟がドンバス奪還を認めるなどした場合は、思わぬ紛争になる可能性もゼロではありません。
クリミア併合で手一杯のロシアが新たな軍事侵攻を行うとは考えにくいが、クリミア併合の際に使用した、ネット上での偽情報工作や撹乱工作は仕掛けてくるだろう。それに対する耐性がウクライナに備わっているかがカギになって来るように思うが。。。
米中関係が緊迫する中で、ロシアがウクライナと武力紛争に入るとなると、さらにややこしくなるが、アメリカがどのように対処するのかという絵姿が見えないのが気になる。先日のロシアのASATもこれとの関連と考えると合点がいく。
ロシアの挑発。ウクライナが望むNATOへの加盟をロシアは「レッドライン」と言っていますが、バイデン政権は今のところ加盟には慎重な姿勢。
今朝は下記で、バイデン米大統領とロシアのプーチン大統領が7日にオンラインで会談するとも報じられています。
【米ロ首脳、7日にオンライン会談 ウクライナ問題協議へ】
https://newspicks.com/news/6419896

【ロシア軍、ウクライナ侵攻を計画か-米が分析情報を同盟国に提供】
https://newspicks.com/news/6372557