[ベルリン 2日 ロイター] - ドイツのメルケル首相は2日、新型コロナウイルス感染第4波への対応に向け、ワクチン未接種者に対する制限措置などを導入する方針で、ショルツ次期首相や16州の首相と合意したと発表した。ワクチン接種を義務化する法案を連邦議会で通過させる方針でも合意した。

新たな措置の下、ワクチン未接種者はスーパーマーケットや薬局などの生活に最低限必要なビジネス以外へのアクセスが全て禁止される。

また、感染者数が一定の水準に達した地域では、ナイトクラブやディスコなどが閉鎖され、屋内イベントの人数は50人に制限される。

メルケル首相は「状況は非常に深刻」とし、「感染者数は安定しているが、なお多すぎる」と述べた。

2日時点での国内新規感染者数は7万3000人を超えた。