【早すぎた予言者 南部陽一郎】「福井の神童」が素粒子物理学の世界で挫折を味わった頃(大栗 博司)
ブルーバックス | 講談社
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この記事の最後のページにある3つのパラグラフに渡る南部先生のお言葉には含蓄がある。最も印象深いお言葉を記事から引用しておきます。
>引用
『物理の研究はそれが楽しいからするものです。遊び心が大切です。行き詰まったら思いつめないで、特定の目標や野心と関係なく、そのときに自分ができることをやってみることです。短期的には柔軟に、長期的には忍耐強くなることを学びましょう。軽い気持ちで書いた論文が、もっと重要だと思ってまじめに書いた論文より、後になって注目を浴びることもあります。私はゴールドバーガーがシカゴに連れてきてくれたおかげで、うつ状態から救われました。そのときには、それしか職のオファーがなかったんです。幸運も必要ですが、幸運は何もないところには起きません。はぐくみ育てなければいけないのです』