米、オミクロン株感染初確認 南ア帰り、ワクチンは接種
コメント
注目のコメント
このように検出されるのはあくまで氷山の一角なので、この時点ですでに複数の感染者が未検出の状態で国内に存在すると考えた方が良いと思います。
感染者はワクチン接種を完了していたことも公表されていますが、その方の「症状が軽い」ということは、ウイルスの病原性が低下したことも、ワクチンの効果が十分維持されていることも保証するものではないという点には注意が必要です。タイトルにそのような記載があると多くの方が誤解しそうですが、このことは個人レベルの話であって、一般化という点では特に何も意味しません。
今後感染が広がった国でどのような感染伝播をしていくかは、オミクロンの特徴を把握する上で重要です。特に、米国ではまだ国内でデルタの流行が続いている地域が多くありますので、そのような地域で置き換えが進むのかは注目すべき点になります。どのマスコミも報じませんが、今のところの報告によると、オミクロン株の感染力はデルタ株と同等またはそれ以上、ただ臭覚障害、味覚障害の事例がなく、重症者ゼロ(南ア政府発表)、ワクチンの重症化抑制効果はある(ビオンテック見解)ということだそうです。これがもし本当だとすれば、他株を駆逐する弱毒株がようやく出てきたという意味で喜ばしいのですが、正確に判明するには、あと10日ほど要するようです。