オミクロン株のワクチン効果、低下の恐れ─モデルナCEO=FT
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従来のコロナウイルスが遺伝子変化により新型コロナウイルスとして変異した劇的な形質の変化を恐れるような変異(エスケープ変異株)「かもしれない」という警戒が背景にあることからの対応としては、なんら違和感はありません。
オミクロン株では、従来の新型コロナウイルスからの変異箇所が30カ所程度と多いため、従来のワクチンの効果が低下するかもしれないと言われていますが、そのような可能性は従来から把握されており、(他のmRNAワクチンメーカーの)ファイザー社に技術提供したビオンテック社CEOが約2カ月前の記事で、異なる遺伝子配列をベースにしたワクチン開発の必要性に言及するなど、ワクチンメーカーは対策しているはずです。
「2022年半ばまでに新型コロナの新たなワクチンが必要になるかもしれない — ビオンテックCEOが指摘」(Business Insider 2021年10月6日)
https://newspicks.com/news/6244802?ref=user_1310166
新変異株に対する対応で「新ワクチンの開発」の必要性に言及しているということは、従来から把握されていたリスクを懸念を念頭に置いていることが読み取れますし、WHOの資料によると、すでに協力者(モデルナ社を含む製薬企業等を指すと思います)と情報共有して、対策につとめていることも読み取れます。(WHOも現時点では「従来のワクチンに効果がないという証拠はない」とし、従来のワクチンの接種を勧めています)
「オミクロン株『悪いところ総取り』専門家指摘」(産経新聞 2021年11月29日)
https://newspicks.com/news/6396194?ref=user_1310166
幸いにも、mRNAワクチンの特性上、ワクチンを製造する過程の「ベースとなる遺伝子配列」を変異したウイルスに変えればそれに対応できるワクチンが作れるはずと考えられています。
上記のようなケースはmRNAワクチンの開発企業(研究者)にとっては「一般的に想定内」でしょうから、モデルナ社は(ファイザー社も)「エスケープ変異株」に対してある程度の備えを行っているものですが、実際の必要性はその変異株がでてきて、特性を見ないと何とも言えません。モデルナ社のバンセルCEOはそのことを念頭に置いてインタビューに答えているものでしょう。
注目のコメント
多少下がる可能性はあるとしても(そこもまだデータはこれから)、だからといってワクチンが無効や不要ということにはなりません。
落ち着いてデータが蓄積されるのを注視して、日本の迅速な水際対策と今後の臨機応変に対応に期待しましょう。モデルナCEOのコメントなので、これはポジショントークでは?と勘ぐってしまう僕は、心がすさんでいるのでしょうか?
「100日以内にすぐ次も作れるからご安心を!買ってね!」というのが、本当の心の声かな?と。