医師残業、年1860時間 上限定める省令案了承
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年に1860時間、おおむね平均毎日5時間強の時間外勤務。
研修医の頃は、”先生いつ寝るんですか?" とか言われてましたが、今から考えると凄まじく異常ですよ。当時は、先輩も同僚もそうだったので、あまり疑問にも思いませんでしたが・・・私自身は、研修医以降はこんなに働いたことはないです。一時的に重症の患者さんのために泊まり込むことはありましたが、ずっと連日はありませんでした。
もっと普通の職場にしないと、医師になる人が減ってしまいます。今問題になっているのは、外科医、産婦人科医になる人が減っていることです。もう既に、夜間手術できる病院が減っています。給料を増やせばいいでしょ、という話ではないと思います。そもそも、時間外手当が増えても、税金が増えて手取りは少ないです。少なくとも、当直料と時間外手当は所得税から外すべきでしょう。
結局、自分が手術が必要になった時にたらい回しに合うことになります。まともな政治が必要です。
なお教員の時間外勤務が長いことが問題になってますが、月に50時間、年にすると600時間でしかないです。これで過労死レベル扱い。
注目のコメント
医師の数は医学部の定員数でコントロールされています。
これから医師は少しずつ増えていき、
2029年頃に年間960時間
2032年頃に年間720時間
の制限で需給が均衡するという推計になっているようです。
https://www.mhlw.go.jp/content/10800000/000665176.pdf
P.36 令和2年度 医師の需給推計について(案)
ちなみに医師の養成は10年程度かかる一方で、医療の需要は2030年をピークに減っていく推計なので、これから医学部の定員は減らされます。
個人的には、この推計の前提は医師の業務削減の幅が小さ過ぎると思っています。
「AI・ICT、IoT等を活用した効率化、医師から 他の職種へのタスク・シフティング」による業務削減→2035年までに7%