「人間が120歳まで生きる」が現実的なワケ。臓器の入れ替えで“若返り”はできるのか
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現代社会を揺るがす諸問題があるなかで、人間の寿命を延ばすことが「重要/意義がある/優先順位が高い」とは全く思えないのですが、どう捉えるべきなんでしょうか。
・寿命を延ばすことは地球上の人口を増加させるということだと思いますが、地球温暖化・エネルギー問題・食糧問題をより悪化させてまで達成したいことなのか。
・世代間格差(高齢者に資産が集中し若者の取り分は小さくなる)がアメリカや日本で悪化しているが、死亡・相続に伴うパイの再配分の機会を更に少なくさせたいのか。
「120歳まで寿命を延ばす」のではなくて、「80歳前後で死ぬ直前まで超健康でいられて、労働などの活動で社会に貢献し続けられる人間を目指す」研究であれば、社会的意義も分かります。
注目のコメント
従来の長寿は「平均寿命の延長」でしたが、昨今の研究は「最大寿命の延長」が大きく異なります。
従来の長寿化 → 100歳まで生きる人が増えた
昨今の長寿化 → 150歳まで生きる人が初めて出てきた
健康寿命が延びるかというと、その通りです。
実年齢(暦年齢)の他に、エピゲノム年齢(エピゲノムクロック。ゲノムがどの程度修飾されているか、という新しい指標。細胞や組織の実際をより正確に反映すると考えられている)という言葉、概念もあります。
メトホルミンについては詳しくはありませんが、話題のNMNは正しくそうです。
①ミトコンドリアの活性化(エネルギー代謝の改善、等)
②サーチュイン遺伝子の活性化(DNA損傷の回復、等)
が主です。
メトホルミンも、飢餓により②サーチュイン遺伝子の活性化、という機序でしょうか。
ただし、その飢餓による効果は、一度のカロリーオーバーでリセットされるとの説もあり。
今後、エピゲノム領域に於いて、主題目となってくるのでしょうね。ロンジェビティ(長寿)は米国スタートアップではまさに注目の業界で、多額の資金が投資されています。
調査によると、大多数の人がテクノロジーの発展により、最大寿命を現在の120歳より10年以上延ばせる、と考えています。
また米国の長寿ビジネスのインキュベーターであるMethuselah Foundationのビジョンは、「2030年までに、90歳を新しい50歳に!」とのこと。本当にそんな世界がくるのでしょうか☺️