[ブリッジタウン 29日 ロイター] - チャールズ英皇太子の広報担当者は29日、ヘンリー王子とメーガン妃の子どもの肌の色を懸念していた人物が皇太子だったとする内幕本の指摘を否定した。

この本はクリストファー・アンダーセン氏著の「Brothers And Wives: Inside The Private Lives of William, Kate, Harry and Meghan(原題)」。広報担当者は本の記述について「作り話で、これ以上コメントする価値はない」と記者団に答えた。

芸能ニュースサイト「ページ・シックス」によると、皇太子は2017年のヘンリー王子とメーガン妃の婚約当日、カミラ夫人に「子どもたちはどんな見た目になるんだろう」と質問した。夫人はやや戸惑ったように「絶対に素敵なのは間違いない」と返答。それに対し、皇太子は声を低くして「つまり、子どもの肌の色はどうなると思うかと聞いているんだが」と述べたという。

メーガン妃は母親が黒人で父親が白人。3月に行われた米司会者、オプラ・ウィンフリー氏のインタビューで、息子のアーチー君に王子の称号を与えられなかったのは、王室内で「肌の色がどれくらい黒いか」という懸念があったからだと述べた。