[29日 ロイター] - 男子テニスの世界ランク1位、ノバク・ジョコビッチ(セルビア)は、新型コロナウイルスに関するルールが緩和されなければ、来年の全豪オープン(1月17日開幕)を欠場する可能性が高いという。父親のスルジャン氏が述べた。

全豪オープン主催者は、出場する選手全員にワクチン接種を義務付けている。ジョコビッチはワクチン接種を受けたかどうか明かしていないが、スルジャン氏はセルビアのプルバ・テレビの取材で、選手のワクチン接種に対するオーストラリア・テニス協会のスタンスは「脅迫」に等しいと批判した。

また、「ワクチン接種を受けるかどうか選ぶのは個人の自由。誰にもそれを邪魔する権利はない」とし、「脅迫を受けているような現在の状況であれば、息子は出場しないと思う。私だったら出場しない」と話した。

ジョコビッチは今年の全豪オープンで同大会9回目の優勝を達成。四大大会最多優勝回数(20回)でロジャー・フェデラー(スイス)、ラファエル・ナダル(スペイン)と並んでいる。

ナダルは来年の同大会への出場を明言しているが、フェデラーは膝の再手術からの回復を目指しているため欠場する。