[ワシントン 29日 ロイター] - 米運輸保安庁(TSA)は29日、28日に国内の空港で実施した保安検査数は245万人となり、2020年2月中旬以来の高水準になったと発表した。新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な大流行)が始まって以来、1日の航空機搭乗者数が最も多かったことを意味する。

感謝祭前後の10日間の航空旅客数は2090万人で、パンデミック前の旅行者数の約89%まで回復した。前年比では2倍以上となった。

米政府は8日、ワクチン接種完了の証明を条件に、33カ国からの空路による入国制限をほぼ全て解除した。

米航空業界の団体によると、14日までの1週間の航空旅客数はパンデミック前の水準を10%下回る水準まで回復した。