2021/12/3

【レノボ社長】就活生よ、キャリアはもっとでっかく考えよう

NewsPicks 執行役員 CCO(Chief Community Officer)
世界最大手のパソコンメーカー・レノボグループの日本法人で社長を務めるデビッド・ベネットさんは、大学卒業後に日本の古典文学の研究者を志して来日し、そのまま東京で社会人キャリアをスタートさせた。
その後も着実にキャリアを積み、グローバル企業の要職を歴任。現在は企業トップとして会社の舵を取りながら、書籍を出版したり、eスポーツのビッグタイトル「Apex Legends」の大会に出場したりと、活躍の幅を広げている。
そんなデビッドさんは、実は今まで一度も「キャリア戦略」を立てたことがないという。
では、『土佐日記』が愛読書だったカナダの文学青年は、いかにして今のポジションに辿り着いたのか。
「Right place, right time(物事にはふさわしい場所とタイミングがある)」「Think big(大きく考えよう)」といった至言とともに、キャリア形成のヒントを抽出する。

就活を難しく考えなくていい

日本に来て驚いたことの一つに、「就職活動」があります。
就活のシーズンになると、みんな髪を黒く染めて、リクルートスーツを着ますよね。私が大学まで過ごしたカナダでは、まったく見かけない光景です。