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ただ、せっかく少しずつオープンに向かっていたのに、心情的にも経済的にも、とても残念です。記事にあるように、オミクロンの正体がはっきりした暁には、それに合わせて規制も迅速に変更するようお願いしたいです。
オミクロン株については、まだ不明な点が多いですが、規制を「後から緩める」ことはできても、「後から厳しくする」ことには意味がありません。
ただし、新型ウイルスを持ち込むリスクがあるのは、「外国人」だけではありません。
日本国籍を持つ方や日本に在留資格を持つ方については、現時点では、南アフリカ、ボツワナ、ザンビアなど9カ国について、国指定の宿泊施設での10日間待機が必要となる水際対策の強化(※)が実施されていますが、オミクロン株はすでに欧州等にも拡大しているわけですし、それ以外の国・地域でも、現地でどこに行ってきた人と接しているかも分からないわけですから、この9か国だけからの水際対策を厳格にすれば大丈夫、とは到底言えません。
(※)それ以外の国からは、基本的に、国指定の宿泊施設での3日間の待機+ 3日目の検査結果が陰性であれば、入国後14日目までの間自宅等待機。
https://www.mofa.go.jp/mofaj/ca/fna/page4_005130.html
そもそも、感染していても体内のウイルスの量が少ないと言った理由で、陰性と出てしまう率が一定程度ありますから、水際対策自体が、決して完璧にはいきません。
どこまでの方を対象に、どこまでの国・地域からの入国について、禁止や水際対策を強化するかというのは、いろいろな影響を考慮した上での高度な政治判断が必要となるわけですが、少なくとも、「今回の措置で万全」と、国民が思ってしまわないことは必要かと思います。
本当は「完全鎖国、ねずみ1匹通さない」としないとデルタ株を置き換えたという噂のオミクロン株は感染力が激強いと思われるので、水際対策になりません…。北京オリンピックを控える中国は、北京を守るために、北京にいきなり入れないで、大連、上海、青島のいづれかで監視下のホテル隔離(廊下に1歩も出られない)を2週間以上、厳格に行った後で北京に入れるという徹底っぷりです…。
ただ、日本の法律を変えないと、上記措置はできません。
オミクロン株は感染力が強いことはなんとなく噂されていますが重症率が高いのか?など、まだわかっていないことが多いようです。せめて重症化率は低いことを期待したいです…。
1-2週間でより具体的なデータが集まることが期待できますので、それぐらいの比較的短期間で政策の見直しが求められると思います。このスピード感で政策判断が生じるとすると、今後も次々と政策の転換が生じる可能性があることは念頭に置いておく必要がありそうです。
就学や就職が決まっているにも関わらず2年近くもその機会・権利を奪われ続けてきたところ、ようやく先日規制緩和によって恐ろしく煩雑な手続きを経て入国許可を手にした、ないしはその半歩手前、その矢先のこれはまさに失意のどん底だろう。
コロナにおいてある集団の安全を慮るという事はその他の人々の権利を奪う事もある。故に政府も躊躇する。決定するにせよそれを支持するにせよ、その点は忘れ去られてはならない。
日本国籍者も一人もいれるな、という論調がときどき見られますが、自国の国籍保有者の入国を拒否している国ってあるのでしょうか。不勉強で法的面などよく調べていませんが、人々が恐怖心からつい原則をないがしろにしてしまわないように、法があるのだと思います。
さきほど南部アフリカのナミビアから帰国した人が空港で陽性だったというニュースがありました。こうやって空港で発見されますし、もし発見が漏れても検疫所指定宿泊所で10日間隔離され一歩も部屋から出られないのですから、過剰な心配は不要に思います。オミクロン株の感染力、ワクチンの有効度、重症化率についてはまだいずれも不明ですが、現時点で感染がわかっている人に重症化した人はいないようです。
なお、蛯原さんが書かれているように、そもそもほぼ2年に渡って外国人に対して鎖国していることが「日本にとっても」よいことなのかというのは、考える必要があると思います。恐怖心はわかりますが、日本は経済が成長している国でも世界から憧れられている国でもないのですから、日本に関心を持つ人を大事にし、諸外国との人的なつながりを拡大することが、今後世界で行きていくための命綱です。
ビジネスやプライベートで困る人はいろいろいると思いますがそれを言い出すと何もできなくなるので一旦大方針を出すことは正しいように感じます
これまでの報道を見る限り死者を強調するものは無く、感染力は極めて強いが毒性はさして強くないとの印象です。しかし、対応が後手との批判で前の政権が飛んだこともあり、その辺りがはっきりするまで、何はともあれ入国を全面禁止して様子を見ようということかと思います。迅速な意思決定を評価する声が圧倒的に多いようなので、それが日本の世論なのでしょう。安全サイドに振り切れば、感染抑止と政権の声価維持の面では安心です。
しかし、資源を輸入に頼る我が国は輸入と輸出の間で生まれる価値で成長せざるを得ない宿命を昔も今も負っていて、世界を相手に人流を止めるか否かは、国民の経済的な豊かさを守る上で極めて重大な判断です。人口当たりの累計死者数が欧米諸国の15分の1程度に過ぎない我が国のGDPが欧米並みに落ち込んで、回復も遥かに遅れることになったのは、その慎重さの代償です。感染リスクのみならず、人流制限がもたらすリスクも慎重に検討して欲しい・・・ (・・;
インバウンド需要はまだまだほど遠い印象ですね。
明日からとなった場合、すでに予約している方々はどうするのかなど細かいところは気になります。
「原則」の対象条件の具体的なロジックも気になりますし、このあたりが煩雑になると水際対策がずさんになってしまうので、適切な対応が必要になるかなと思います。