日大の田中英寿理事長を逮捕 5300万円脱税疑い、容疑否認
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注目のコメント
特捜が日大という、巨大とはいえひとつの大学を捜査対象にした以上、理事長逮捕は必須のことでした。ただ、脱税はいつでも立件できる容疑であり、組織の腐敗と私物化に密接関連する容疑で立件できなかったとすれば、特捜がこだわる捜査の美学としては今ひとつでしょう。年末年始をまたいで春の異動時期まで新たな展開を試みる可能性はあると思います。日大を見ていて思うのは、なぜここまで専制政治を許したのかということです。日大そのものの責任は重いです。自浄能力が問われます。同時に、私たちの社会にも小さな習近平や金正恩がたくさんいて、多くの人たちがもの言えずにいる現実もあります。そのことを忘れてはいけないと強く思います。
特捜部の捜索の際、自宅から1億円を超える現金が見つかっていました。特捜部は、田中理事長から任意で事情を聴くなど資金の流れを調べていました。
多額の現金が見つかっていたことから、税務処理が正しく行われていたかどうかは、当初から疑われていた点です。田中理事長、教育機関のトップとして、一連の事件を全く語らぬままの逮捕となりました。これを機会に、日大理事会の全面刷新を期待したい。
理事長の専制をけん制できなかった理事会メンバーにも大きな責任がある。
当然、理事会メンバーがそのままということは許されない。