海運世界一のデンマーク企業がグリーンモビリティ・ベンチャー投資を加速する理由
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世界最大のコンテナ会社・デンマークのMaerskが2018年以降、CVCを通してスタートアップ投資を加速させているようです。海運企業がスタートアップ投資とだけを見るとピンと来なかったのですが、実際はエネルギー、物流、EC、貿易などあらゆる産業と深くつながっていますね。
これはめちゃ気になるので今度CVC、Maersk Growthを調べてみようと思いました。
https://www.maersk.com/growth世界各国でサステナビリティが叫ばれている中、「A.P. モラー・マースク」が産業自体の在り方を「脱炭素」というテーマを通じて変革しようとしていることが注目されている。
物流産業は輸送に用いる車体に発生するCO2から維持管理する過程を含めると、約3割CO2を排出している。
「A.P. モラー・マースク」が取り組んでいることが注目されているのは主に以下の2点である。
1つ目は積極的な投資である。自社のVCを通じてオンラインプラットフォーム、バイオエタノールを開発製造、ファッション特化型物流、貿易金融関連などのスタートアップを積極的に投資・買収している。
2つ目は物流産業のトップ企業が本気で取り組もうとしていることが投資や買収によって伺えることである。
物流産業の特徴として、資本集約的な性質を持つことがあげられる。
このことより、既存の運営費と新たな巨額の投資が必要になることから、物流産業では今まで変革が少なかったと指摘されている。そのような中で積極的な投資・買収しスピード感を持って自社に適応させようとしていることが未来を映し出す指標となる可能性があるとされ注目されている。—-quote—-
マースクが投資を行う「マースク・グロース」は、同社のコーポレートベンチャー部門であり、物流産業全体のデジタル化、民主化、脱炭素化を実現するために、スタートアップ企業に投資して伴走する機関だ。
このマースク・グロースを通じて、新しいビジネスモデルや技術を発掘し、自社事業に適用することで、同社が目指す「グローバルなサプライチェーンをつなぎ、簡素化する」ことを可能にしている。