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バイオベンチャーこそ資金調達を踏み止まれ。3期目で億単位の利益をあげるジェリクルの軌跡

SELECK [セレック] | デジタル人材のためのメディア
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    専修大学 商学部教授

    同社は「素材技術の医用転用」を考えている野心的新興企業という認識で読みました。同社の利益はおそらくゲル技術(知財)を売って得ているもので、創薬用以外も合わせたものだと思います。バイオベンチャーの名称に明確な定義はなく、例えば創薬の臨床ターゲットの想定(確率を高める目的)の情報(またはデータ解析)を商材にする企業もバイオベンチャーを名乗っているくらいです(生体は扱いません)。

    バイオベンチャーという言葉に発展性を想定させる何かがあるのだと思いますが、大きな利益を生む部分は「医薬品として完成されたもの」です。資本力のある企業はそこを取ろうとし、完成品の販売者になりたがります。

    医薬品のオープンイノベーションはやや特殊で、他と違い基盤技術がそっくりそのまま商品になる性格があります。大手製薬企業はその部分にノウハウを有しているため、どうしても「利益の大部分を取っていく」ことになります。

    新型コロナワクチンのケースでは、ファイザー社は当該の基礎研究はほとんど行っていませんが、モデルナ社の技術ながら製品開発(臨床試験および商業化)をしたのはファイザー社です。その結果利益の多くはファイザーに入ります。その点モデルナ社のケースは異例で、バイオベンチャーであるモデルナ社が短期間のうちに自社でビジネスを組み立てることに成功した例であり、注目されました。

    記事にある「資金調達」については、同社は「すでに保有している技術をバイオ領域に生かせないか」と検討している段階であることから、今は大きな資金が必要になっていないということだと読みました。同社の技術を臨床応用する際、自社で開発を続ける時には(モデルナ社のパターン)高額の開発費が必要になります。ここで「資金調達を踏みとどまる」ならそれ以上は進めず、その技術を開発能力がある企業に売り渡す選択がなされます(ビオンテック社のパターン)。自社開発するならやはり「資金調達」が必要になりますが、それは今ではないということだと思います。

    記事中にある「バイオベンチャーの交際費」の件はまったく同感です。バイオベンチャーが資金を集めて招かれた実業系トップの方が「贅沢をしている」と感じる企業がありますが、そういった企業はその後概ね失敗しています。そのような様子を見るにつけ「人をみて投資する必要性」を感じます。


  • Takeda Pharmaceutical, Finance Director

    この企業のように基盤技術の外販する企業は、医薬ビジネスにとってなくてはならない企業だと思っています。

    ただし、医薬品ビジネスで最もリスクが大きくまた成功した暁における収益面でも大きいのは、人体についての仕組の全てがわかっていない現代医学の中で、人体実験である臨床試験に多額の資金を投下して、必要なデータを世界中のあらゆる医療機関やその対象疾患を患う患者の方々の協力を得ながら収集し、効果や安全性の証明された製品を獲得した企業であり、その結果として一定程度の期間の独占的な利益を獲得できる権利が得られます。

    開発期間中は、ずっと資金が多額に流出し、PL上もR&D費として計上され赤字続きですが、リスクとリターンのフィナンシャルな分析から、患者の皆様へ新たな治療方法の提供する使命的な想い等々も含め総合的に考えて、資金を投下していくことこそが医薬品ビジネスにおいての醍醐味であり、面白さだと思っています。


  • NewsPicks Content Curator

    ジェリクルは知る人ぞ知る注目の国内バイオスタートアップ。エクイティファイナンスなしに三期目で数億円の営業利益が出ている。
    ちなみに創業の経緯は世界一周している際にタンザニアのダルエスサラームで強盗に拉致されたことで命の大切さを知り、社会的意義のある事業を展開して貢献したいという思いから。その後、ライフサイエンスに目をつけて順番に大学の教授に話を聞きに行ったのは巷で有名。

    参考:https://www.asahi.com/edua/article/13903147


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