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WHO、南アの変異株を「懸念すべき」に 名称は「オミクロン株」

毎日新聞
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注目のコメント

  • 山田 悠史
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    マウントサイナイ大学 アシスタントプロフェッサー

    新たな変異ウイルスはオミクロンと名付けられ、早速Variant of concernとされました。このスピード感は国家レベルでは重要で、遺伝子情報が世界的に共有され、世界各国で迅速に検出、モニタリングできる環境が整備されることで、オミクロンが「どれだけ」懸念すべきなのかを知る上で重要なデータが蓄積されることになります。

    未だ、日本とはワクチン接種率も生活様式も大きく異なる南アフリカからのデータが主体であり、日本に持ち込まれた時にどこまでの影響をもたらされるのかは不明なままです。

    これまでの時間で学んできたように、変異ウイルスとは言え、同じコロナウイルスであり、パニックを起こす必要はありません。これを良いきっかけとして「パンデミックは終わった」とする認識があったとしたらそれを改め、アンテナを張りながら、ワクチン接種や感染対策を淡々と継続するのが私たちに求められる姿勢なのではないかと思います。


  • 相良 祥之
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    地経学研究所 主任研究員

    感染性が増強し、ワクチン等により獲得した免疫を逃避する可能性もある変異株、オミクロン株。WHOの分類でもデルタ株などと同様に高い「懸念すべき変異株」(VOC)となった。まだ遺伝子の情報が中心であり、疫学的な評価を行うには十分な情報がまだ得られていない。

    それでも初日に報告された81例から、日本では感染研がいち早く詳細な第一報を出した。

    ・すでに南アフリカでは感染が増加している可能性がある。南アフリカの周辺国でも十分に遺伝子の解析(ゲノムサーベイランス)が行われていないため、B.1.1.529(オミクロン株)の感染状況が過少評価されている可能性がある。
    ・日本では、11月26日までに国内および空港検疫の検査に関し実施されたゲノムサーベイランスでB.1.1.529(オミクロン株)に相当する変異を示す検体は検出されていない。
    ・変異株とは言え、これまでどおり3密の回避、マスクの着用、手洗いなど徹底すべき

    ベルギーでも見つかったことから、すでに欧州のみならず世界中に拡散していると考えるべきだろう。水際対策はさらに強まる。10日停留だと政府が指定するホテルに強制隔離なので、かなり大変。年末年始で一時帰国しようとしていた海外滞在者にも影響が出るだろう。株価のみならず経済社会活動への影響が懸念される。

    感染研 SARS-CoV-2の変異株B.1.1.529系統について(第1報)
    https://www.niid.go.jp/niid/ja/2019-ncov/2551-cepr/10790-cepr-b11529-1.html


  • 高橋 義仁
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    専修大学 商学部教授

    従来の変異株への対応のパターンからみて世界各国は迅速な対応をしているように見えます。これまではWHOによる変異株のリスク評価である、(1) VOC(Variant of Concern=懸念される変位株)、(2) VOI(Variant of Interest=注意すべき変異株)が設定され(重要度は(1), (2)の順)、その後のタイミングで世界各国は渡航制限等のアクションをとっていたように思います。今回はその対応とは異なり、今回はWHOのVOCまたはVOIの判断を待たずに、まず英国が渡航中止対応をしました(米国も検討中)。変異株の状況が南アフリカの保健当局により発表されたのは昨日(2021年11月25日)で、その翌日いくつかの国が迅速な対応を行う予定を発表したことになります。日本もWHOの対応より前(ほぼ同時?)に「要警戒」として11月26日に反応していました。WHOも11月26日に最上位警戒のVOCに格上げしました。

    ウイルスの特性についてはいまだ情報が少なく、ここまでの厳戒態勢が不相応に思えますが、世界各国の対応は「並みの変異株」とは異なります。現在分かっていることは以下のリンクから確認できます。

    「SARS-CoV-2の変異株B.1.1.529系統について(第1報)」(国立感染症研究所 2021年11月27日)
    https://www.niid.go.jp/niid/ja/2019-ncov/2551-cepr/10790-cepr-b11529-1.html

    これまでの報道や発表から読める範囲では、(1)毒性が高い可能性がある(ワクチンを接種していた方が容易に感染している)(2)感染性が高い可能性がある(すでに他国にも広く伝播している)という事実を背景に、(3)変異タンパクの部位の数が極めて多い(性質が大きく変わっている可能性がある)という遺伝子配列に関する特徴が背景にあるため、各国は「これまでのワクチンの有効性に大きな影響を及ぼすかもしれない」という「万が一の可能性」を考えて迅速な対応を取っているのだと思います。

    昨日のニュースの時点では「また変異株か」くらいに感じましたが、今回は各国の対応が明かに異なります。大事に至らないことを望みます。


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