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旭化成が“世界初”、廃プラ由来の原材料で低燃費タイヤ用合成ゴムを生産

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    廃プラからブタジエンって作れるのか!?
    ブタジエンは、ナフサを分留していく中で残渣として出てくる成分。石油化学で一番大きいのはエチレンだが、C2は天然ガスなどから取れる。一方でブタジエンはそうではない。
    原油からガソリンやナフサが精製され、そこからさらに色々な石化製品が作られるという流れのなかで、原油生産量が減るとインパクトを受けるが、ブタジエンのためだけに原油生産を続ける、などは現実的ではない。
    なので他の合成方法で現実的なコストのものが注目されるし、廃プラからというのはリサイクルという観点でも注目。


  • こんな努力もしてるシェルなんだけど。やっぱり皆さんはよってたかっていじめるのでしょうか?。

    あまりなじみがないので知られていないのだと思うのですが。
    石油(原油)、というのは基本「炭化水素」といわれる、CH2の構造がいっぱいつながった構造の物質の混ざりもの。炭素Cが一個だけ(CH4:メタン)、二個(C2H5:エタン)、三個(C3H8:プロパン)、四個(C4H10:ブタン)・・・、と続き、何十個とつながったものまで、いろんな物質がごちゃごちゃに入っています。そのままでは使いづらいので、炭素の数で大まかに分けて各用途(石油ガス、ガソリン、軽油、ナフサ、重油・・・)で使用します。
    このうち、ナフサと呼ばれる成分(大体炭素の数が5~8個くらい)が、石油化学製品の原料。ナフサをさらに熱分解して(クラッキング、といいます)、おなじみの製品(エチレン、プロピレン、ブタジエン、ベンゼンなど)を作ります。クラッキングは「分解して分子を小さくする」工程ですので、炭素数は基本減ることになるのですが、一方で、「炭素数を増やす」のははるかに面倒。基本そんなことはやりません。
    一方で天然ガス。石油と違い、炭素数の多い成分はほとんど含まれておらず、ほとんどがメタンとエタン、ほんのちょっぴりC3のプロパンがあるくらい。ということで、こいつからC4のブタジエンをとることはできない、ということになるわけです。
    なんで、「石油やだ」という向きには、他の原料を探してくる必要があるわけで。今やられているのが「廃食用油」。ステアリン酸だのリノール酸だのの中にはCH2が十数個つながった構造が含まれています。従い、こいつをクラッキング工程に放り込んで、条件を整えてやれば、「石油由来のものと全く同じ」化学製品が得られる、というわけ。実際はナフサにいくらか混ぜておいて、「バイオ原料2割混ぜたから製品の2割はバイオ由来ね」とかいうことをやっています(マスバランス方式、といいます)。すでに伊藤忠さんとか、こういうやり方で作られたバイオPPとか輸入をはじめていますので、そのうちこの国でも出回るようになると思います。
     一方で、ポリエチレン。これはそれこそ「CH2の構造が何千個もつながった」構造をしているわけで。原理的には同じ方法で(簡単とは言いませんが)やれるということになるのですね。


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