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タリバン、大使館再開を要望 日本大使とアフガンで会談

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    静岡県立大学国際関係学部 准教授

    米国は、カタールでターリバーン代表団と折衝を続けています。
     先週、ドイツとオランダの代表団がアフガニスタンを訪問し、ターリバーン指導部と会談しました。
     その前例があるので、日本の外務省も大使を派遣しても大丈夫、となったのでしょう。

    米国やEUは、ターリバーンとの交渉で、あまり具体的な結論を出していません。確かなのは、人道支援を行う、ということくらいです。
     日本も、米国やEUに倣っています。
     ターリバーンとしては、大使館再開はもちろん、貿易や援助を再開してほしいと熱望しています。アフガニスタンにとっては、この冬の餓死者や凍死者をどれだけ減らせるか、がかかっています。
     米国やEUは、アフガニスタンには難民と麻薬の流出は抑えてもらいたいですが、それ以上のことはあまり関心がありません。日本政府も、積極的にこの国と関わる動機は無いでしょう。


  • アフガニスタンのイスラム主義組織タリバン暫定政権のバラダル副首相は24日、岡田隆駐アフガン大使との首都カブールでの会談で、一時閉鎖中の大使館を「再開するべきだ」と呼び掛けたとのことです。


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