トルコリラ一時15%急落、大統領が緩和策擁護 11日連続で最安値
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トルコ・リラは、2020年末の時点と比べて、対ドルで40%下げています。
このことが引き起こす影響は大きなもので、とりあえず最大の輸入品目である燃料の価格に反映されることになります。原油高とセットになって、トルコの財政と家計に大打撃となるでしょう。インフレ率がかなり上がるでしょう。
トルコ政府は対外債務の償還が困難になり、デフォルトの可能性も高まるでしょう。トルコに対して債権を持つヨーロッパの金融機関にとっては、かなり深刻です。
なお、トルコ以上に通貨下落がひどい国としては、レバノンやイランがあります。インフレ率もなおさら高いです。
中南米諸国や中東欧諸国の通貨も、2020年末と比べると10%程度は下落している国が多く、通貨危機の連鎖のようなことは、十分予想されるべき条件がそろっているように見えます。
https://twitter.com/Schuldensuehner/status/1463096708582281216断末魔のようなものです。もはや冷静な判断が出来ていない。国内で政治危機、社会危機に転じるのも時間の問題かもしれない。
みなさん、ある程度のドルやユーロ、金などを持っている国ですが、通貨とはそもそも政治そのもの。権威主義国家にとって、本来なら強い通貨こそが望ましいはずです。
日本円はまだハードカレンシーゆえ、劇薬的な金融緩和でも通貨安は限定的ですが。