札幌のホテル、予約殺到 ダブル宿泊割引で「タダ同然」
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東京のコロナ感染拡大状況は、一桁の日もあるほど収束しています。（1400万人の都市で一桁！）が、政府は第６波の到来を鑑み慎重姿勢で、ウィズコロナで欧州米国がマスク外して往来しまくりなのに対して、入国制限も厳しいままですし、GOTOトラベルも年明けまで様子見の姿勢です。
となると、観光産業の経済比重の高い地域（例えば北海道や沖縄）においては経済が死んでしまうから、各地でエリア限定ＧＯＴＯトラベルが実施されています。
特に北海道は国内旅行以上において、道内観光客が５割、道外観光客が５割という地域なので道民を動かせるだけでも大きな効果があります。
北海道は、今の時期、「紅葉が終わってしまい」「雪は降る前」なので、通常では閑散期なのです。
ーーーーーーーーー記事よりーーーーーーーーーーーーーー
札幌市中心部でホテル稼働率が急上昇している。4割程度まで落ち込んだ10月に比べて10～15ポイント上昇した施設まで続出する原動力は、北海道と札幌市が相次いで投入した宿泊割引制度。併用すれば1泊最大1万5000円に達する大盤振る舞いが効いて、札幌のホテルは端境期の思わぬ特需に沸いている。受けるホテル側としては、最悪ですね。
タダ同然でホテルに泊まれるとなると、
普段なら安さだけで選んでいる来て欲しくない客しか来なくなりますので、
これまで起こらなかったトラブルやクレームなどが頻発し、
その結果、そのホテルの評判を押し下げ、リピーターが離れる事にも繋がりかねません。
弊ホテルでも、キャンペーン期間中に、割引対象期間内で予約を取りまくってきて、
泊まりに来る来ないを繰り返し、来た時は元を取る為か、ウェルカムコーヒーを何十杯も飲み、
朝食は1時間粘って死ぬほど食べて周りのお客様の顰蹙を買い、部屋をぐちゃぐちゃにして帰る、
挙句の果てに来なかった日の予約分を別の日に差し替えてキャンペーン対象にしろなど、
意味不明な人が来ました。
背に腹はかえられないかもしれませんが、長期的な目線で見た時、
こういった極端な施策はマイナスでしかないです。需要喚起をするのはわかりますし観光業界に身をおくものとしては非常に嬉しいのですが、ダブルでの割引は少しやりすぎな感じもありますし、サステナブルではないですよね。
一定ワクチンの効果があったとされていますが、ここ最近のコロナの感染者数はかなり収束している現状です。
我々はいつまでマスクをつけて外出して、いつまでパーティション越しに食事をしてを繰り返していくのかとふと思うこともあります。
感染者数が落ちついているので安心していいものなのか、まだまだ余談は許さないものなのか、もう少し国としての現状を捉えた上での解釈と施策を国民に発信してほしいなと思っています。
