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タブーに切り込め!ここがおかしい「日本の保険」
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異次元緩和が始まる前から“大胆な金融緩和”と“機動的な財政支出”を前面に押し出すアベノミクスに批判的で、アベノマスクも懐疑的に見ていた私ですが、開発が成功するかどうかも分からぬ昨年夏の段階で、ファイザー社製のワクチンにカネを払って一定数量確保する約定を安倍政権が政治的リスクを取って敢えてしたことが、菅政権下でのスムーズなワクチン確保と今では世界トップクラスに達したワクチン接種率に寄与したことは紛れもない事実であるように感じます。
マスクが瞬間蒸発した状況下で布マスクを配るとした決断が結果的に失敗であったとしても、決断時点の状況を斟酌すると責めることは難しい。アベノマスクを展示するなら、昨年夏の段階で敢えて政治的リスクを冒してワクチン確保に動いた記録も同時に展示すべきでしょう。沖縄の特殊な雰囲気が為せる業なのか、アベノミクスに総じて批判的な私でさえ、一断面だけを切り取るこうした展示に聊か疑問を覚えないでもありません (・・;
SNSや報道のあり方にもよるのでしょうが、どうもこの国は失策に対する寛容さに欠け過ぎている気がする。それが過度な揚げ足取りになり軌道修正を妨げる。どうにかならないものでしょうか。

通称"アベノマスク"の布マスクにも消費期限があります。製造後3年ほど。つまり、前回大量に仕入れたアベノマスクの8500万枚の膨大な備蓄残在庫は、残り1年半...2023年春には消費期限を迎え、残りは廃棄される。それまでにかかる保管費用は何億もかかり、そして廃棄料もかかります。捨て金です。

本来、この状況下であれば国民全体で「この残在庫どうする?」という話をせねばならない。しかし、機能性の問題もあるし、今や不織布マスクが溢れていて出口もない。であれば、アップサイクルするなり消化せねばならない事態です。

ただ、実際のところ知人が「アップサイクルしたいので提供して欲しい」と厚労省に問い合わせてみたところ、「マスクはマスクとして消費してほしい」ということで表立って消化に動く気配はなかったそう。どうやら期限までマスク利用向けの無償配布に限定した方針を採る予定の模様。正直なところ、失策を公にすることで特定政治家や厚労省に責任追求が進むことを避けるための忖度だと感じます。

失策を失策だと言えない。それは国民にとって何も利益を生みません。例え結果的に失策であれ、国民全体で軌道修正できる知恵を出し合い共有する方向に、社会がもっとシフトすべきだと強く思います。