鉄道業界に衝撃、小田急「小児IC運賃50円」の勝算
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小児IC運賃にすることで、紙を使わずにDXにつながりますね。
一つ一つは小さくても日々のトランザクションで数が多いことを考えればサスティナブルに貢献も。
小児ICの利用にすることは親にとっても楽で、毎度自分はICで通れても、子供に切符を買わせ、そして毎度距離で切符は何円だったっけと路線を見なければならない、更に背が低くてボタンが届かないと言うところで、
結局販売機まで親が一緒に行かないといけないわけですよね。ですから気にせずIC運賃で一律で通れるということは、購入の時間ロスも省けます。
注目のコメント
「小児運賃の低廉化によって大人の外出機会が増えることがわかった」と小田急側のコメントが載っていましたが、ここが大きなポイントのような気がします。こども料金利用者がこどもだけで電車を利用することは少なく、たいていの場合は大人料金を払う人が一緒に乗るので、売上へのインパクトは実はそれほど大きくない、ということでしょう。
これはグッドジョブ、グッドアイデアだと思いました。こども庁をはじめ様々な政策がこどもの視点から再編されようとする今、時代をとらえ、先取りしていると思います。コロナ禍のリモートワークで定期券を返上した人からは、公共交通の運賃の意外な高さに驚いたという話をよく聞きます。今回の措置は小田急のブランドを高めただけでなく、実際に乗客を呼び込めるように思います。
沿線の宅地開発と宣伝は、むかしはプロ野球球団が関係していました。特に関西は、阪急・阪神・南海。関東の西武は、沿線はすでに成熟していたと思いますが、所沢の先まで多くの観客を運び、人の流れが変わり、沿線にファンを増やした意味でも活気がありました。 選んでもらう沿線に舵を切った点で、すごいアイデアだと思います。コロナ禍で鉄道需要が落ち込み、JR東日本も「コロナ前には戻らない」ことを前提とした経営を模索しています。