これから先、自宅でZoom会議をしている海外駐在員は必要なくなるのか?
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事実、香港やシンガポールにいた際に知り合った、日本企業から派遣された日本人駐在員は、かなりの数が帰国してきている。交代や補充もなし。
仮に自宅でZoom会議だけをしていたら、それは必要なくなるのは間違いない。ただ、それだけで判断するのは確かに短絡的で、駐在先で人的ネットワークや現地でしか知り得ない情報や仕組みに触れることで人は成長するので、やはり国を跨いだ移動や駐在は引き続き必要。
働き方にハイブリッドワークが求められるように、出張や駐在にもアフターコロナのあり方を再定義する機会かも。駐在員の重要性が生かされる一つの機能に、”時差”があります。時差が数時間の国であれば、リモート会議が可能ですが、例えば地球の反対側とのZoom会議は困難を伴います。12時間の時差があるアメリカ大陸との打ち合わせは、時間を合わせるのが大変です。日本時間で10時に会議を持とうとすると、相手先は22時にスタンバイしている必要があります。スマホだけで会議ができるようになった昨今ですが、夜中にも働き続けることを強いられます。駐在員ひとりが犠牲になるのであれば、可能かもしれませんが、お得意様にこれを強いることは不可能です。
次のテクノロジーへの期待は、時差を克服できるリモートワークでしょうか。駐在員が不要になるとは思いませんが、役割は変わると思います。
リモート会議が出来る以上、現地の人たちと本社の人たちの会議が容易に開催可能なので、駐在員一人からの報告に本社が頼る必要は無い。
なので、駐在員は別の価値を提供しないとね。