DAOで働くってどういうこと?
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<考察>
分散型技術により個人情報を取り戻すWeb3.0とDAOは密接に関連していると感じる。Web3.0は改竄されないトランザクションの透明な記録の仕組みや、P2Pによりユーザー同士が直接繋がることが可能など、非中央集権を土台とした構想である。
GDPR、CCPAなどの追い風もありそう遠くないWeb3.0がデファクトになった社会では、組織の形態がDAO化することが予想される。
従来の株式はガバナンストークンに置き換えられ、採用活動はコインの購入によって代替され、透明性と公平性が担保される。ガバナンストークンは株式と同様に価格が推移するため、価格の上昇が経済的インセンティブとして機能することになる。
まだまだ、法律が追いついておらず国内では、ガバナンストークンを発行することが法律に抵触する可能性がある状況だ。しかし、米ワイオミング州ではDAOの法人化を認める法案が承認され、オーストラリアでもDAOの法人化が議論されている。
ちなみに、日本でも仮想通貨Ethereumを資本金に組み込んだ会社が誕生するなど、着実にFintechの新潮流としてブロックチェーンの技術が活用され始めている。
国内ではDAOの法整備が追いつかず、欧州がDAOの先人を切る形となるが、何事も試してみることに価値がある。自身も機会があればDAOを設立してみたい。
<DAO(自律分散組織)とは>
・DAO:Decentralized Autonomous Organization(自律分散型組織)
・自律分散型組織のため中央集権型ではなく、ガバナンストークン保有者が組織の決議権を持つ
・中央集権的な管理主体がなく事業推進ができることが特徴
・ガバナンストークンは組織に対する貢献度により民主的に発行される
・DAOで得た収益は共有コントラクト内にプールされ、ガバナンストークンの発行に活用される
・上位20のDAOは約6,500億円相当の暗号資産を保有
・上位20にはCompound、UniswapなどのDefi系プロジェクトがメイン
<DAOと株式会社の違い>
・経営者がいて労働者もいる:株式会社などの従来の組織
・経営者がいて労働者はいない:DXによる省人化やアウトソーシング
・経営者がいなくて労働者はいる:DAO
・経営者がいなくて労働者もいない:AIに完全自動運営