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ロシアが衛星攻撃兵器の試験を実施、宇宙ごみが大量発生 - その顛末と影響

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  • 笹川平和財団 上席研究員

    記事が言うように、地上発射型の衛星破壊兵器は米ソ冷戦期から米ソ両国が開発を続けてきたもので、決して新しい技術という訳ではありません。それでも、冷戦期に米ソ両国が配備するまでに至らなかった理由には、技術開発が間に合わなかったこと以外に、記事がいうスペースデブリの問題、さらには抑止が崩れる恐れがあったからだと考えられます。
    どちらかと言えば、スペースデブリは口実で、本音は抑止の問題の方が深刻だと思います。相手国の衛星を破壊するということは、相手国の目や耳を塞ぐか、情報の共有を妨害する、ということです。こうした行為は実際に相手国に攻撃を仕掛ける際に行われます。少なくとも、目を塞がれた方は、相手が攻撃を仕掛けるために行ったと警戒するでしょう。
    衛星で相手国の動きが見えると、相手が攻撃に着手したことが分かります。相互に攻撃に着手していないことを確認しているのだと言えます。もし、相手が大陸間弾道ミサイルの発射の兆候を見せれば、時刻も大陸間弾道ミサイルの発射を準備するでしょう。相互に相手の動きが見えることが相互確証破壊の基本になっているとも言えます。
    目を塞がれた側は、相手の動きが見えなくなれば、疑心暗鬼にかられます。そうすれば、衛星を破壊した側の意図とは逆に、目を塞がれた側が先に核ミサイルの発射システムに手をかけるかもしれません。そうした事態を避けるためにも、相互にある程度、戦略核兵器による攻撃の兆候が見えていた方が良いのです。
    中国やロシアが実際に米国の衛星を破壊するのは、実際に何らかの軍事行動を起こす時でしょう。しかし、米国の先制攻撃可能性を考えれば、簡単に米国の衛星を破壊することはできないと考えられます。


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