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認知症をデザインの視点から捉える連載の3回目は、「空間・時間のトラブル」についてくわしく見ていきます。

デザイナーの筧さんが「認知症の方が迷ってしまうサインがあるのは、デザインの敗北」と書いたことに非常に驚きました。私自身、急いでいる時、疲れている時などに、地下鉄の駅の案内看板を見て「↑って上? 地上ってこと?」と混乱することが多々あります。地図が苦手な自分が悪いのだと思っていたのですが、デザインそのものを見直すという視点もあるのだとはっとしました。
本当に勉強になる。自分がいかに自分だけの視点で世の中をみて認知判断しているのかが、非常にわかりやすい事例を提示してもらうことで理解できる。定期的に読み返したくなる内容です。
方向認識を高めるためのデザインはとても大切ですね。はじめて行く場所では目的地に時間どうりにつくことにストレスを感じます。スマートグラスや音声アシスタントが誘導してくれるようになればいいのですが。

時間認識はリモートワークで鈍ってきています。最近では曜日の感覚がなくなっています。環境の変化によって、同じ空間に長くいることで認識力が低下しているように思う今日この頃。外に出て、認識力を鍛え直す必要がありそうです。
時間のトラブル「完了済みの経験や事象を現在進行中のものだと思い違える」
について、なんだか機械学習でいうところの過学習(overfit)に似ているなと感じました。
完了済みの経験という名の既出の”データ”に対して、強く反応し、ある種反射的に行動を取ってしまうという点に過学習っぽさを感じました。

機械学習の文脈ではこういった過学習を抑える手法が色々ありますが、これを人間生活の文脈に逆応用できたりするんでしょうか…

深層学習は特にそうですが、やはり人間の脳も「どうしてそのような出力を出してしまうのか」という点に関してはまだまだ分からないことが沢山ですね。
認知症をこんな風に分解すると1つひとつの行動も説明がつくのがおもしろいです(そもそも認知症、認知の障害って名前大き過ぎません…?)。

友人の感情心理学の研究者が「ノスタルジア」という懐かしい感情を研究していて、ノスタルジアを解明することで認知症を明らかにしたいと言っていましたが、それは「記憶」に関係しているんだろうなあと思いました!

"私たち認知症未来共創ハブでは認知症の当事者の方にヒアリングを行い、その内容をもとに、「本人が何に困っているのか」「何が起きているのか」という視点から、認知症によって生じる心身機能の主なトラブルを「記憶」「五感」「時間・空間」「注意・手続き」の四つに分類しました。"
認知症では時間の感覚が歪む。この指摘にハッとしました。ときどき徘徊する老人を見つけて助けることがありますが、皆さん自分の住所はわからないのに、Xを迎えに行く、会議があるから行かなくちゃいけないなどと語られるので不思議に思っていたのです(最近は皆さん名札と連絡先を書いたペンダント、キーホルダーのようなものを身につけておられるのでご家族に連絡が取りやすくなったのは救いですね)。
人間が長寿になるほど、これは避けられない問題。デザインやITで解決できるなら素晴らしいです。
いや認知機能に問題なくても、上なのか、直進なのかは迷うよ。
これは↑を直進という記号に変換するか、空間的に方向を把握するかの違いかと。言葉で思考する人間と、映像的に思考する人間の違いでもある。

言葉で思考する人間にとって、認知機能の問題とは、言語的機能の低下を意味する、と言う事ならわかる。それなら視覚的人間の認知機能低下はどのように起こるかも考える必要アリ。

「しかし、認知機能に問題が生じていると、「↑=上」、つまり「天井を指している」と解釈してしまい、「上? どこに行けばいいの?ジャンプするの?」と混乱してしまうことがあるのです。」
祖母が認知症となり、昔の記憶は覚えているが、家族も誰も覚えていない状態になった。ただ、正しく認知症の理解をする事で、本人に起きている事の把握が出来て、少しだけ気が紛れはする。
"なぜ全て忘れてしまうのか"がこうやって分析される事で、いつか認知症完治の薬が生まれるかもしれない。
理解を深められる内容でした。

単に病気と捉えるのではなく、理由を紐解く事で、デザインで解決出来る部分が見えてくるのは、素晴らしいです。
矢印は確かに分かりづらい時があります。左右はいいですが、上向きや戻るは立体感のあるデザインの方が直感的に意味をつかみやすいように思います。
この連載について
教養を身につけたいけども、忙しすぎて学ぶ時間が取れない。一方で、日々のニュースだけでは、体系的な知識を得られない──。そんなビジネスパーソンに向けて、NewsPicks編集部が月ごとにテーマを設定し、専門家による解説記事をお届けする。週末のひとときで、手軽に「新書一冊分の知識」を体得してほしい。