米、外交的ボイコット検討 来年の北京五輪、人権問題懸念

コメント

注目のコメント

• 鈴木 一人

  東京大学 公共政策大学院教授

  ・2021年11月19日

  五輪はスポーツのイベントであり、外交のイベントではないが、国家を代表する選手を応援するという名目で首脳が集まり、外交の場になっている。しかし、それは五輪を祝うというニュアンスもあるため、さすがに人権侵害をしている国で五輪が行われることを祝うわけにはいかない、というのがバイデン大統領の立場なのだろう。外交的ボイコットをしたところで五輪の開催には何の問題もなく、政治的なパフォーマンス。
• 細川 昌彦

  明星大学 経営学部教授

  ・2021年11月19日

  こうした外交的ボイコットはボイコットの中ではもっとも緩いもの。しかも他国へも同調を呼びかけない。議会との関係で人権問題に対処しているアリバイ作り。
  これは中国にも見透かされている。
• 武貞 秀士

  拓殖大学大学院 客員教授

  ・2021年11月19日

  中国の人権問題に関して米中間の見解の隔たりは大きく平行線のまま。２月の北京冬季五輪のときに、米国の政府高官からなる外交団が北京を訪問してレセプションの席で習近平国家主席に「冬季五輪開催を祝福します」というわけにはいかないだろう。