GoTo割引、上限1万円に減額 クーポンは定額化、平日3千円
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割引額を下げたからといって、高級宿への集中を分散できるかはまた別ベクトルの話だろう。
ロープライス圏にもメリットを享受させたいなら、宿泊費の高低で割引額を線引きすればいいだけなのに、なぜそうしない？
中途半端なばらまきに終始するよりも、コロナで一番ダメージを受けたであろう旅行宿泊業界が潤うように全振りしたほうが、むしろスカッとしてて良いと思うんだけど。減額じゃなくて逆に倍額にすればいいのに。そうすれば「再開」を待ちわびてた金満高齢者層がとびついて、盛大に消費してくれますよ。「大盤振る舞い感」をアピールして、残り人生でめったにないチャンスと思っていただけることこそが肝要でしょうに。
なんでそういう発想をせずに、しみったれた方向にいくんでしょ。ホント、マーケティング的なセンスが欠落してる。
例えて言えばバーゲンセールの際に「前回のバーゲンよりも値引きしてません」とわざわざ言うようなもの。「そうか。だったら今回はやめにして別の機会を待とう」と思う人もいるでしょう。そこまで考えての上での「減額」なら意図的に費用対効果を落としている、ということでしょう。
民間じゃあり得ない発想だと思います。ここでも緊縮路線ですか。
最近の緊縮路線を見るにつけ、おそらく財務省は、岸田政権が来年の参議院選挙まで保たないと判断して、早々に使い潰す方向に舵を切ったのではないでしょうか。
当初から、参議院選挙までは、あくまで水面下で増税を検討する、という動きがあると小耳に挟んでいましたが、ここまで露骨に緊縮路線を進むとなると、財務省は、自民党単独で絶対安定多数を獲得した選挙直後のポリティカルリソースを一気に使う（それも国民にとって悪い方向に）つもりなのでしょう。
それに唯々諾々と従っている岸田総理もどうかと思いますが、どうにもならないんでしょうね。
