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ビジネスの話題に関するNewsPicksオリジナルのインタビューやレポート
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日本最大手の自動車メーカー、世界でもトップクラス。傘下に日野・ダイハツを有し、SUBARU・マツダ・スズキとも業務資本提携。HV技術をベースにPHV、FCV、EVを展開。北米を中心にレクサスの販売も。
業種
自動車
時価総額
62.1 兆円
業績
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General Motors Co. emerged from the bankruptcy of General Motors Corp. (old GM) in July 2009.
業種
自動車
時価総額
0.00 円
業績
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Founded in 2003 and based in Palo Alto, California, Tesla is a vertically integrated sustainable energy company that also aims to transition the world to electric mobility by making electric vehicles.
業種
電気自動車
時価総額
78.0 兆円
業績
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今、日産の人たちに取材をしていると、割と皆さんボロカスにゴーンさんのことを言われます。
数字至上主義にひた走り、誰の異論も寄せ付けず、魅力のないクルマばかりが作られていった…。といったものです。
サプライヤーとの関係なども含めて、今ある日産の構造的な問題はすべてゴーンが作った、と言わんばかりの人も多いです。
ただ、危機に強いリーダーだったのも事実。「ゴーン前」の日産だって、決して成功していたわけではありません。
そのへんはフェアな評価が必要で、NPの特集でも掘り下げていますのでご覧にいただきたいです。
https://newspicks.com/news/4995678/body/
【20年史】日産の「有言実行度」を、中期計画で振り返る
さて、僕がこの動画で特に面白いと思ったのは「2000年代の時点(要は、パリ協定の前)でEVが来ると言っていたのは私とイーロンだけだ!」というゴーンさんの主張。
色々意見はあると思われますが、少なくても世界で初めてEVを量産したのが日産なのは事実。先見の明があったと言えるのではないでしょうか。
その一方で、日産「リーフ」は世界基準にはならなかった。後発で技術的に大幅に遅れていたはずのテスラは遥か彼方に行っってしまいました。
特に初期のゴーンさんは、間違いなく危機を救った経営者だった。先見の明もあったのかもしれない。ただし、イーロン・マスクが持つような壮大な世界観や果てしないエナジー、ヒトを惹き付けて離さない(同時に強烈に嫌われ、非難される)を持ち合わせていなかったのもまた、事実なんじゃないでしょうか。
https://newspicks.com/news/3473708/
そして約1ヵ月前。ドキュメンタリー映画の公開を機にプロモーションのためにメディア各社のインタビューを受けたゴーン氏ですが、NewsPicksは今回は、クーデター云々の主張はほぼ聞くことなく、もし退任インタビューをしていたらどういうことをゴーン氏に聞いていたか、を主軸に話をお聞きしました。
おそらくラストインタビューになるであろうゴーン氏の肉声です。歴史の証言の一つとして、貴重な内容になっているはずです。
「逮捕や裁判に関する話はどこのメディアも質問するだろうから、経営者としてのゴーン氏に、日産や自動車業界全体について、考えを聞くのがよいのでは」という池田編集長のアイデアで、今まであまり聞けなかった話を聞くことができた気がしています。
長期政権になりすぎたのでは?時間を巻き戻せるなら、どの選択をやり直す?誰を後継者にするべきだった?そうした質問にも、正面から答えて頂きました。
レバノンでカルロス・ゴーンと対談しました(2020/3/6) https://youtu.be/L8Y8FyJrgvI
コンサルタントも大事な仕事の一つはインタビュー。その場合はどのような内容をどのような順番で聞いていくか事前に打ち合わせたりしますが、そんな感じの裏側も見えてて面白いですし、岡さんは必要であれば切れ込み、敢えて抽象的な問も混ぜながら、良いインタビュアーでした
「事件」についてが中心でなく、時間を戻せばどうしたか、今なら何をするか、という視点で組み立ててたのはとても良かったです
そして、功罪はありますがやはりあれだけリバイバルさせた実績は評価するべきですし、今もなおこれだけ論理的に説得力のある論を展開でき、課題の指摘もできる人物はなかなかいないなあ、と感じます
それにしても「日産の強みは現場、弱みは経営陣」と、結局ここか、の思いを強くします。現場が強いといわれるうちに、日産もほかの日本企業も変わらないと。
良いクルマであれば、自動車会社として経営がうまくいくかというと、個人的には違うと思う。自動車は嗜好財の部分が多く、好みが色々ある。良いクルマは前提で、それを製販一体でやれないと、工場稼働率・インセンティブの両面で悪化し、そして再投資の原資が減る。消費者としてモノに注目が集まるのは分かるが、モノの価値は好みも違うし、好み自体も移ろうし、Price for valueが関わる。
インタビュー本編では、GMの社長にならなかった下りで、Own Interestという言葉やいまだに消えない自信が印象的(それ以外にも「We」ではなく「I」がほとんど)。日産が破綻直前でGMははるかに強いと言っていたが、GMは結局破綻したし、規模が大きいことは必ずしも強さを意味しない。
西川氏についての言及は、例えばAppleの偉大なNo.2から実績を明確に残しているティム・クック氏と比較したらどうなるのだろう?カリスマ性がないといわれながら、実務部分で強いなどの共通項はあると思う。とはいえ、西川氏を登用したのはゴーン氏だし、上司がこういう見方をしているというか、個性を見たうえでの期待していない感じというのは寂しく感じる。
FCAとの合併も模索しながら、各事業会社のトップはNo.2的な位置づけにしようとしていた中で、リーダーシップチームを育てられていなかった実態があると思い、そこへの自省がなかったことが、ゴーン氏のリーダーシップのスタイルの限界だったのだと思う。そこへの岡さんのツッコミが素晴らしいし、そこへの回答で語気が強くなりながらNot at allと言っているのが象徴的だと思う。同時に辞めた方への言及があるが、それらのメンバーをなぜ事業会社のCEOなどに抜擢しなかったのか、なども含めてのトップの責任。
Renaultとの関係が複雑化し、三菱自動車まで組み込んだところにゴーン氏のリーダーシップスタイルとの矛盾が強くなり、それが様々な要因から顕在化していったのが後半10年だったのだと、改めて思った。
このインタビューでは、率直にGMからオファー来た時に行けば良かった、イーロンマスクはオーナーだから(自分とは違って羨ましい的ニュアンス)、と振り返っているが、やはり20年も同じ雇われポジションにいると、自身も周りも澱んでくるんだろうなと。
ひとつ言えるのは、たしかに日産車で興味を引くクルマはほとんど無いということ。今年買い換えたけど日産は検討にも入ってこなかったし、未来を感じるプロジェクトやデザインも聞かない。ゴーンがどうかは既に過去の話なので、日産からは未来の話を聞きたい。
EVの未来を早期に見いだした目利き力や積極的なアライアンス編成に伴うシナジー効果を自らが主張しなければいけない今の立場。オファーがあった時点でGMに移っていたらというタラレバを繰り返す今の姿はやはり悲しかったです。経営者としてだけでなく、人間としてのバランスを維持することがいかに重要なのかを感じさせるケースになってしまったことを残念に思いました。
そりゃあ強引も冷徹もグリーディもなければ到底できないでしょう。ゴーンさんがやったような再建を日産生え抜き経営陣でやるのは無理だったでしょうし、ゴーンさんだからできたのは事実だと思います。
ただ、ゴーンさんの公私混同の舞台となった海外関連会社のジーアをめぐる一連のすったもんだについては個人的にはあまりにもセコいと感じています。
グローバル企業の経営トップにどこまでフリンジベネフィットを与えるかについては、日米欧のそれぞれの文化的背景の違いもあって様々。
ベイルートやらブラジルやらに豪邸を会社のカネでつくろうが、フリンジベネフィットの範疇なのかなあ??なんて思ったりもしたものです。
2020年1月にフランス・パリへ行ったときはフランスでもまだまだコロナの話題はほとんで出ず、話題はもっぱらゴーンさんの逃亡話。
私が話した何人かのフランス人なので母集団は少ないものの、私がゴーンさんに感じた「セコい」という印象はフランス人もまったく同様で、彼に同情を抱く向きは皆無でした。
むしろ、フランス人だけに歯に衣着せぬ言動は激しく「彼は日産だけでなくルノ-も食い物にしていたからフランスの土は踏めないだろう」という声が多かったです。