28億円赤字オールバーズのスニーカーはなぜ投資家を魅了するのか
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注目のコメント
オールバーズは、ESGに配慮した会社であることを証明するためのSPO(Sustainable Public Equity Offering)を初めて認められた上場企業となることを狙っていましたが、米証券取引委員会からの反対によって取り下げとなったことは残念でした。しかし、「ビジネスの力で気候変動を逆転させる」というミッションは変わっておらず、上場時の株式取引は予想よりも多くIPOは成功したと見なされています。
年々増収となっているものの赤字額が拡大していること、自ら炭素税を課して製品価格に付与しているがその計算値が真の環境影響を反映していないと提起されていることなど、長期的な視野に立って事業に投資しているが故の課題が多いですが、同社の主張である経済的に栄えることと環境に配慮した価値観を生きることを矛盾させない、堂々たる事例となるかどうか引き続き注目したいですね。追記 shibataさんコメントありがとうございます。アムステルダムにも店舗あったんですね!
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Casperを筆頭にD2Cブランドはユニットエコノミクス(顧客1人当たりの採算)が悪く、IPO後はあまり評価されていません。Allbirdsも上場前にはそれらと比較され、株価が低迷するとも言われましたが、現在のところ順調に推移しています。自社で適用しているカーボンフットプリント算出ツールをオープンソースとして公開していることも評価されている理由の1つだと思います。
https://allbirds.jp/pages/carbon-footprint-calculator
ちなみにAllbirdsユーザーです。日本はまだまだですが、環境との共存がスタンダードな思考になっているZ、ミレニアル世代を抱える米国、欧州では、オールバーズは熱狂を産んでいる。D2Cはいくつか段階があるが、当社は、エコロジー、エコノミーを両立でき、コミュニティ、R&D、販売の統合、オムニチャネルの体験設計を高度に行う最上位レベルのD2Cブランド。
個人的に好きなポイントは以下の3つ。このように単純な一消費者が長文で書き殴りたくなるのが、オールバーズの魅力を表している気がする(笑)
1.機能軸
・軽くて、履き心地抜群
・元々買っていたニューバランスの価格帯と概ね近い(13,000円くらい)
・デザインがシンプル、飽きが来ない
2.感情軸
・店舗体験が秀逸(入店時にディカプリオの環境問題への問いかけから始まり、各バリューチェーン上での二酸化炭素排出量を全て計測して、従来品との削減量を可視化、感じがよく、ブランド、創業者のヒストリーを語るスタッフ、総合して気持ちの良い購入体験)
・デザイン( シューズ、梱包箱、ECサイト、店舗設計等)が一貫して、シンプル、本質的な印象。総じてイケてる感じで、このコミュニティに所属したいという感覚を覚える。
3. 社会軸
・再生可能なサトウキビを用いた素材開発、二酸化炭素量の削減含めて、自身が購入を通して、微力ながら環境負荷軽減に貢献できている優越感を得られる。