半世紀以上負けなしの「小沢王国」陥落 支え続けた素人集団
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楽しくやることが、継続とパワーの秘訣。また情報の共有も鍵。
〉そこで「参謀」としてやって来たのが、田中角栄軍団が選挙最高顧問として送り込んだ鈴木精七氏だった。「当選請負人」とも呼ばれたすご腕に相当しごかれたらしいが、素人集団を「選挙好き」に育てた。小野寺さんは「『選挙は楽しい』という感覚をすり込まれたことが今につながっている」と話す。
教えに従って徹底したのが「どぶ板選挙」だ。「戸別訪問も1度ではダメで、必ず3度は担当地区を回れと言われた。3度回ると住民の表情や反応が少しずつ変わっていく。その変化を細かくノートに記録して共有していた」と明かし、「冬の選挙は寒いし、つらいこともたくさんあったけど、とにかく楽しかった」と懐かしむ。