対中競争力強化の法案、国防権限法に盛り込む＝米上院民主トップ

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• 武貞 秀士

  拓殖大学大学院 客員教授

  ・2021年11月16日

  米上院民主党トップのシューマー院内総務が国防権限法案について、中国に対抗するため米国の競争力強化を目指す法案を盛り込む考えを明らかにした。バイデン大統領、ホワイトハウス報道官、国務長官、民主党重鎮の言葉や、リモートによる米中首脳会談に臨むバイデン政権の関係者の言葉から漂ってくるキーワードは「米中対話」だ。米中関係には対決（軍事分野）、競争（経済分野）、協調（気候変動）という３つの側面があるが、国防分野も含めて全体として「対決」ではなくて「競争」という言葉を使うことが多くなった。「米中対決の時代」などと日本が「対決組の旗ふり役」を演じているとハシゴを外されることになる。