[15日 ロイター] - 米民主党の若手、ベト・オルーク元下院議員は15日、来年のテキサス州知事選に出馬し、現職・共和党のアボット知事に挑むと表明した。

オルーク氏は2020年米大統領選の民主党候補指名争いに出馬したほか、18年の上院選では共和党のクルーズ上院議員の対立候補として善戦した。

共和党の牙城であるテキサス州では、過去30年間に行われた州選挙で勝利した民主党議員はいない。しかし、都市部を中心に人口が多様化していることもあり、民主党はテキサス州がいずれ「スイングステート(揺れる州)」にシフトすると期待を寄せる。

アボット知事は、人工妊娠中絶禁止法や投票制限法を成立させるなどの保守的な政策に加え、州内で新型コロナウイルス感染防止に向けたマスク着用やワクチンの義務化を禁止するなどの措置を講じている。