2021/11/16

【木村光希】死を見つめることで、今をより良く生きられる

ビジネス・経済ライター 、「30sta!」編集長
死を見つめることで、今をより良く生きられる──。そう語るのは、納棺師の木村光希氏だ。

納棺師とは、亡くなった方にエンゼルメイク(死化粧)や着替えなどの身支度をおこない、棺に納める専門職。2009年アカデミー賞外国語映画賞を受賞した映画『おくりびと』で、主演の本木雅弘さんが演じたことで、世に知られるようになった。

木村氏は、納棺師の一人としてキャリアをスタートし、2013年に24歳で独立。「おくりびとアカデミー」という納棺師の学校を設立し、その後「おくりびとのお葬式」ブランドの葬儀会社を立ち上げたり、と業界初のチャレンジを次々とおこなってきた。

リスクを負って挑戦し続けてきた根っこには、木村氏が自分や他人の「死」と真正面から向き合うことで確立した、ブレない生き方の軸がある。

木村氏の生き様を通して「死」を見つめ直せば、改めて生き方の軸が見えてくるかもしれない。
INDEX
  • 2つの面から「お別れ」を手伝う
  • 『おくりびと』の指導をした父
  • 「効率」よりも重要なこと

2つの面から「お別れ」を手伝う