小学生へのAED使用 成人用使うよう呼びかけ 総務省消防庁など
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AEDが作動するのは、心停止を生じるもののうち脈が異常に早くなる心室細動と無脈性心室頻拍というものですが、小学生は心疾患を持ってたとしても頻度としては少ないです。だからこそ、そういった時にでもわかりやすい表記の方が良いですね。
覚えていれば、6歳未満には小児用パッドや小児用モードを使っていただいて構いませんが、「成人用パッドや成人用モードをどの年齢にも使うことができる」とだけ理解していただいてもよいでしょう。
注意点としては体が小さいのに対してパッドが大きいので、2枚のパッドがくっつかないように離すこと、場合により前後にはさむ形で胸部・背部に貼っていただいて良いです。
※成人してなくても成人用で構いません。
参考:横浜市HP
https://www.city.yokohama.lg.jp/kurashi/bousai-kyukyu-bohan/kyukyu/okyu/qa.html心臓麻酔をしていた厚生労働省麻酔科標榜医保有者からの意見です。教育をする時には「理由づけ」が必要です。ガイドライン作成者は理由を記載することでより一般の方が理解しやすいと思います。
AEDの適応となる不整脈(心臓停止状態)は、心臓が震えているわけです。震えを電気ショックで整えるイメージです。電気で止めるのに、小さなショックでは整えられないです。ドカンとしないといけない。これを医学的にいうと成人は150J、小さな子は50Jという電力で除細動(整える)必要があります。救命を最優先にするなら心臓が震える(心停止)している状況では最悪間違えて小さな子に150Jかけても震えは止まります。逆に小さなショックでは止まりません。小さな子に大きなエネルギーかけると火傷になる時もありますが、心臓が止まったままよりは良いです。とにかく大きなショックを与えることを最優先。
つまりは何も分からないなら成人用でも極論いいんです。小学生より体の大きい子供もいる。とにかく焦っている時や記事の小学校の先生は「ドカンとショックを与えることが一番大事」という理由づけを知らないため迷ったのです。
しかし一応整理おくべき、記事の内容:小学生未満は未就学児用を貼りましょう。