ネクステージ元COOが創業、プロ任せの自動車C2C「カババ」運営がシリーズA調達
コメント
注目のコメント
ZVentureCapitalからもアラカン社に出資させていただきました。
プレスリリース:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000069.000041941.html
中古車領域は世界的にもEC化が急加速している領域です。例を挙げればきりが無いですが、上場/ユニコーン企業だけでも、「US:Carvana、Vroom、EU:Cazoo、SEA:Carsome、Carro、China:Guanzi、India:droom、Latin:Kavak」といった多数のスタートアップが世界中に存在しています。
日本においても、中古車流通は3.4兆円と大きく、関連市場含めると10兆円に及ぶ巨大市場と見込まれる一方で、巨大なスタートアップはまだ誕生していない現状です。
そのポジションを目指すのが「カババ」です。
チームは東証一部の中古車ディーラー「ネクステージ」出身の元取締役陣で構成されており、中古車業界を知り尽くしています。
プロダクトも、車という「高単価で安心安全が重視される商材」に合わせた顧客第一の設計になっています。
(例)
売り手サイド
・名義変更や商品登録など煩雑で難しい → カババが作業代行
・値付けがわからない → 利益が出るように価格提案
買い手サイド
・C2Cの車だと安全か不安 → 出品時にプロが全て鑑定。品質チェック
・高単価だからこそ画像だけで判断できない → Youtubeで商品説明動画
・値段は高い? → C2Cゆえ消費税いらず。C2Cゆえ中間の流通コストカット
・ローン組みたい → 自社ローンの提供
難攻不落の中古車C2Cで、革命を起こしてくれると期待せざるを得ません。
中古車の売買はぜひ「カババ」でお願いします🚗
サービスサイト:https://www.car-byebuy.com/「自動車や不動産のC2Cスタートアップはいつか出てくる。そうして、(メルカリがそうであったように)業界をひっくり返す」と思っていたら遂に自動車C2Cが登場。
>無店舗営業型の中古車買取・販売店と見ることもできる。
上記がビジネスモデルの核心でしょうか。ということで、
>店舗が存在しないため、在庫リスクも発生しない
>陸送は売主から買主への一回のみで済む
だから以下を実現できるわけですね。
>(仲介手数料が)33,000円(税込)と固定
メルカリも下記の取り組みをしていたように自動車C2Cに注力していたはず。
https://newspicks.com/news/4107676
でもメルカリは、カババの手数料33,000円固定に追随できなさそう。メルカリ内の他の高額出品カテゴリーに波及しかねないですから。
この手数料固定こそが、カババにとっての参入障壁でしょうか。
ちなみに近々、中古車を買う予定。カババのアカウントをさっそく作成しました。すでにガリバー、ネクステージなどが高いシェアを持っているなかで、そのネクステージではできなかった何かを小さなプラットフォームで提供していくということでしょうか。
中古車販売がCtoCで難しいのは、自分でやると相場が高くなりがちということのほか、プライシング自体の難しさにもあると思います。ここはどれだけ世の中の情報量が増えても、ユーザー自身が能動的に情報収集を行うギークであっても、一定はプロの目利きが強い領域。調達した資金も、「鑑定士の増員」にあてるとあります。
陸送などの中間コストがユーザーの手数料にはね返ってくる点が触れられていますが、サービス料金には取引自体やその後の事務手続きもろもろにかかる手間、心理的負担も含んでいます。前述の目利きも含め、プラットフォーム側でコスト負担の巻き取り以上の付加価値を提供できるかが重要になると思います。
また、足元では半導体不足による新車供給の遅れが生じています。そこから一定は中古車需要が伸びる状況ではあるので、一時的なものにとどまらない施策を打つことも必要となりそうです。