• 特集
  • 番組
  • トピックス
  • 学び
プレミアムを無料で体験

【3分理解】なぜ今、巨大企業が「分社化」に走るのか

NewsPicks編集部
1504
Picks
このまま本文を読む
本文を読む

コメント


のアイコン

選択しているユーザー

  • badge
    フェリス女学院大学/ 二期会 教授/ 声楽家

    エコシステムといった言葉が一般化し、企業同士の連携のハードルがどんどん下がっている現在、顧客もそれぞれで最適なサービスを組み合わせて享受したいと思う現在では、同じ企業内だったりグループ企業だったりの足枷がある方が最適なプロジェクトを組むのにマイナスになってしまうことが増えている。

    例えば、J&Jの強みの源泉は小さな企業の集合体であることにある。マーケティング力を活かし、増えそうな病気に関する企業を買い、成熟市場の事業を売って成長を続けている。

    ただ、完全に分社化するとなると、専門的に突き詰める事業で勝てなくなった時にどうなるかも考える必要があるだろう。
    実際、アメリカのトップ企業は30年でいつもほぼほぼ入れ替わる。企業に寿命は50年と言われているが、日本のトップ企業は50年体制以降ずっと…長生きしているところが多い。健康な長生きなのか、そうではないのか…企業によるとは思うが、多くは抜本的な改革は必要なタイミングではあるのだろうと思って見ている。


注目のコメント

  • ユーザベース SPEEDAアナリスト

    ここ一週間で東芝、GE、J&Jと、巨大上場企業で事業単位での分離独立が発表されている。偶然ではないなかで、自分の考え方を整理したい。

    背景は、評価としてコングロマリットディスカウント=複数の事業をやっているゆえに一個一個の事業をやっている企業の平均のマルチプルの合算より、市場で安く評価されている現実。

    なぜそういう状況になるのか?
    それは根本的にコングロの経営が難しいからだと思う。調達先・顧客・従業員も多い、ステークホルダーが多ければ意思決定の判断の変数が増える。
    また、専業の場合は全社経営≒事業経営となる。一方でコングロの場合はそうならないため、一個一個の事業経営への強度というか必死さというかは落ちやすいのが現実だと思う。
    あとは、そもそも規模大きくてもシナジーあるのか・実現できているのかという本記事にもあるような視点。

    そのなかで成功例もある。GEのカルプCEOは、GE初めての社外出身CEO。元はDanaherのCEOだったが、Danaherの株価をみると右肩上がり。約30年で300倍。
    https://finance.yahoo.com/quote/DHR/

    そんなDanaherはコングロ。下記記事が分かりやすいが、グループ管理を徹底している。
    コングロは一つの事業がダメでも別の事業で賄え、リスクが低い。ただその構造も上記の経営の甘さにつながりやすい。でも、投資家はこのリスク分散を個別の専業企業を組み合わせてできる。
    だからこそ、グループ管理を徹底して、株式市場以上に会社内での管理が厳しいくらいで、分散の良さとコングロによる甘えが発生しない構造を作っていると言える。
    株式市場以上に資本コストなどに厳しいことが、コングロを維持するなら必要だと思っている。
    https://newspicks.com/news/3357404

    なお、テック大手は明確にコングロ化している。
    正直Appleが自動車をやる合理性・必然性は、ないと思っている(巨大企業になっている中で成長するために市場規模が大きい市場に進出せざるを得ない、など以前泉田さんが書かれていたような理由以外の、事業上の理由)。
    でも稼いでいて、また期待もあるから今は許される。それがいつ逆転するかも個人的には注目している。
    https://newspicks.com/news/5738620


  • badge
    コーポレイトディレクション Managing Director

    資本市場が「コングロマリットディスカウント」と言ったり、事業のシンプル化を訴えるのは端的に言えば「ポートフォリオを考えるのは投資家であって、企業は組み合わせるための部品でいてくれ」ということです
    一方で、企業側からすれば単一事業ではリスクもあるし、複数事業をやるからこそプラスになる(=シナジーがある)、ということをもって事業の多角化を行う動機があり、そこに対立関係が生じるのはある意味健全で、資本市場が言うから従うべきという話では全くありません
    大切なのは、そういう資本市場の考えがあることを理解した上で、それでも「敢えて」複数事業を抱える意味合いを説得できるか、それを活かせるだけの経営力があることを示せるか、もっと端的に言えば「投資家のあんたがポートフォリオマネジメントするより自分がやったほうが良いパフォーマンスだしまっせ」と主張できるかの戦いで、それが出来ないのなら解体すべし、というシンプルな話です


  • NewsPicks ジャーナリスト

    総合力を発揮できないのが総合電機...

    2018年ごろ、空調事業を取材対象に、事業間の「シナジー効果」によって専業企業への対抗策をもくろむ総合電機メーカーの奮闘記を執筆したところ、
    記事がYAHOOニュースで掲載され、そのトップコメントに来たのが、上記のコメント。つまり、数多くの「いいね」が付いたものです。

    そこで、なぜシナジー効果なるものは、都市伝説のように存在しないのか研究に研究を重ねてまいりました笑

    そんな折、ある専業企業が、「我々の事業は一つだけだから、その事業で負けたら死ぬしかない。だから、総合企業が逆立ちしてでもできないことは何か、毎日考えている」とのこと。これが、一番響いた一言でした。


アプリをダウンロード

NewsPicks について

SNSアカウント


関連サービス


法人・団体向けサービス


その他


© Uzabase, Inc

マイニュースに代わり
フォローを今後利用しますか