「CSV×DX」で損保が目指す、まだ誰も知らない安心とは
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SDGs教育を手掛ける若手起業家・平原依文さんがあいおいニッセイ同和損保で商品・再保険戦略を担当する取締役常務執行役員・新納啓介さんにインタビュー。
同社が目指すこれからの損害保険の在り方について聞きました。
「いつの時代もリスクから逃れることはできません。新しいものが誕生するたびにそれにまつわるリスクが生まれてくるので、人類・社会の進化は新しいリスクとの戦いの歴史でもありました。」
と新納さんがおっしゃっていましたが、実は損害保険そのものがボーダーレスに助け合っており、昔から世界中の保険会社や再保険会社が協力してリスクを分散し、助け合っているとのこと。
平原さんが目指している「分断を引き起こす世界中のあらゆる境界線(ボーダー)が溶けていく社会」にも損害保険が果たす役割は大きかったりするのではないかと感じました。
ぜひ、ご高覧ください!保険は負いきれないリスクをカバーするのに必要ではありますが、それですべてが解決するわけではありません。私は母を交通事故で亡くしましたが、いくら払ってもいいから母を返してほしいと思います。DXを活用して事故そのものを防ぐ取り組みに期待したいです!
損害保険各社は、SDGs、CSV、サスティナブルなどのワードを用いて社会課題解決を戦略のベースにしています。
保険そのものが、個人生活や企業運営、社会活動のリスクを多数の危険集団でシェアする機能なので、これらのワードとの親和性は元々高いのです。
DXも各社が掲げるワードですが、デジタル化の進展は、縦割りの業界構造を破壊するインパクトがあるものなので、損害保険業界もプラットフォーマーとの連携を通したオープンイノベーション等の活用で、どう縦割りのビジネスモデルをトランスフォームしていくのかが、今後のポイントになると思います。