[東京 9日 ロイター] - アジア時間の原油先物は3営業日続伸。米インフラ投資法案の可決や予想を上回る中国輸出統計に加え、新型コロナウイルス禍からの世界的な回復を背景に、燃料需要の見通しが改善している。

0220GMT(日本時間午前11時20分)現在、北海ブレント先物は0.08ドル高の1バレル=83.51ドル。米原油先物は0.10ドル高の82.03ドル。

JPモルガン・チェースの商品アナリストはリポートで「旅行が本格的に再開され、ジェット燃料需要が上向けば、さらなる(原油)消費の伸びが見込まれる」とした。

また、世界の原油需要は11月時点で既にコロナ禍前の水準(日量1億バレル)近くまで回復していると指摘した。

こうした中、グランホルム米エネルギー長官は8日、バイデン大統領がガソリン価格の高騰に対処するため、週内にも行動を取る可能性があると明らかにした。