世界で盛り上がるフードテック、サステナブル都市型農業の最先端 コロナ禍で注目が高まる「屋上農園」と「垂直農法」
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日本においては東京23区のうち11区に江戸時代からつづく農地が農村文化とともに残っており、その面積は23区総面積の0.9%にあたります。
西側の多摩地域となれば自治体面積の5〜10%
かなり活用できる農地があるということです。最近少しづつ注目されてきていますが少なくとも東京において生産面で重要なのは屋上やビル内農業ではなく既存の生産性の高い農地の活用でしょう。
一方でコミュニティ造成や都市緑化の観点での屋上農菜園や空地利用は渋谷区などで進んでいます。
一番大きなところではエビスガーデンプレイスのサッポロビール本社前の200平米。
アーバンファーマーズクラブというNPOが野菜作り講座やコミュニティ活動に使っています。
都心においてこうした畑の獣害はなかなかなもので、ネズミ、カラス、最近はハクビシンの被害も珍しくありません。
厳密な施設栽培にすれば獣害はある程度防げるかもですが(ビニールハウス程度であればネズミは入り込んでしまいます)日本ぐらいの湿潤だと病害虫の繁殖は露地栽培以上に深刻になりがちで、農薬の日常使用は避けられないでしょう。
施設栽培すれば工場のように野菜が生産できるかというとそんな簡単なことではないので、技術開発自体は面白いと思います。
また、水資源が極度に不足している、あるいは猛暑、酷寒の地であればサラダ野菜などは栽培が難しいので屋内農業にも価値がありますが
日本においては無用です。庭やプランターで育てても野菜はちゃんと育ちますので、設備投資は不要です。
屋上も垂直も
農業生産全体で見ればごくごく小さな影響しか持たないと思いますので
サステナブルの観点で注目されることについては違和感しかありません。ただ、何故かアメリカなどでは投資が集まっているようなので
都市で暮らしている人にとってなんとなく目新しく感じているだけのことだと理解しています。