[8日 ロイター] - 米ニューヨーク連銀が8日公表した10月の月次調査では、米消費者の1年先のインフレ期待中央値が5.7%と12カ月連続で上昇し、2013年6月の調査開始以降で最高となった。9月は5.3%だった。

一方、3年先のインフレ期待の中央値は4.2%と横ばい。前月まで3カ月連続で上昇していた。

1年先の収入の伸び予想(中央値)は3.3%。9月の3.0%から上昇し最高を更新した。1年先の支出の伸び予想も5.4%と9月の5.0%から上昇し最高となった。

1年先のガス価格上昇予想は中央値で9.4%と9月の5.9%から大幅に上昇。米消費者は学費や食費、家賃の一段の上昇も予想した。

調査は1300世帯を対象にインターネットで行われた。