日本に潜む分断 衆院選分析、40歳未満で自民300迫る
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この日経記事、紙版では、「高齢者、女性 -----自民党過半数割れ」という見だしがどんと出ているんです。
60歳以上でみると、自民党は223議席しかとれず、女性だけで見ても、230議席と、実際の議席数より31少ない。
このことから、男性と女性の分断、若年層と高齢層の分断が進んでいるということを言っている記事なんですね。
日経はデータをつかってトレンドをみて、それから、ある仮説を提示するという報道を近年強化していて、これもよくできている。
各政党幹部のみならず、この記事を読んでメディアもいろいろ考えるだろう。決して与党の自民党や公明党が、若者に寄り添った政策を
してくれている訳ではないんですけどね。
立憲民主党や共産党が、与党よりもっとひどく
年寄りばかり見てるって話です。
コアの支持者層の意見ばかり聞いてるうちに、
若者が近寄らなくなったという、昭和の喫茶店現象ですね。実際の政策は、高齢者に甘く、若年層に厳しくなっていますが、それを是正しようとしている自民党の政策案が、若年世代に届いているということなのでしょう。興味深いです。
【同じ手法で60歳以上をみると40歳未満と対照的な結果が出た。自民は223議席で単独過半数を維持できない。米国と異なる形で世代間の差が浮き彫りになった。】
ただ、日経の記事は、社会の分断を政治だけの責任として捉えているような書き方ですが、実際は、メディアの責任がメインだと思います。社会保障の世代間バランスを是正する必要性などは、メディアが積極的に発信、啓蒙するべきですが、実際は、政府がAと言えば、『BやCはどうなるのでしょう?今一度立ち止まって考えるときです』などと言って、むしろ負担が増える層の不満を煽る報道姿勢が目立っています。